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フューエルワンを走行距離2万km超のアドレス125に入れた話【原付二種】

アドレス125とフューエルワン
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1年ほど前、エンスト対策としてアドレス125(DT11A)に燃料添加剤の「フューエルワン」を初めて入れました。

今回はその模様とその後の効果についてお伝えします。

「カーボン噛み」によるエンストにお困りのかたのご参考になれば幸いです。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら

目次

エンストでエンジンの修理をした

今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。

それまで約2年乗ってきた原付二種スクーターのアドレス125。

エンストが頻発するようになったので、バイク屋に預けてエンジンを修理してもらいました。

幸いメーカー保証により無料でしたが、その間の2週間は代車もなく無聊をかこつことになりました。

「また同様の事態になっては困る」ということで、どげんかせんといかん、というのが今回の主旨です。

「カーボン噛み」とは?

大量に並ぶスクーター

バイク屋によると、私のエンストの場合「カーボン噛み」が原因ではないか、とのことです。

「カーボン噛み」というのは、エンジン内部の燃焼で生じたカーボン(炭素)がバルブに挟まることで起きる圧縮不良のことで、エンジンに支障をきたす4サイクルエンジンのスクーターにつきものの“病気”。

…のようです。

私もよく分かりませんが、要するにエンジンにススがたまってエンストが起こりやすくなる、というものです。

どうもUber Eats の配達での短距離走行が原因のようです。

短距離・短時間の間に頻繁にエンジンのオンオフを繰り返すことで、カーボンが燃え尽きずに溜まっていったのではないかと思われます。

ワコーズのフューエルワンを購入

そこで、以降の対策としてWAKO’S(ワコーズ)の「フューエルワン」を購入しました。

これは燃料添加剤で、ガソリン(2サイクル・4サイクル)・ディーゼル兼用です。

用途は「内燃機関用燃料系統の清浄・防錆・潤滑」で、洗浄成分のPEA(ポリエーテルアミン)が高純度で含まれているとのこと。

これで憎きカーボンを除去してもらいます。

ワコーズのサイトによると、それにより「新車時のエンジン性能を取り戻します」。

エンジンは修理したばかりですが、エンスト予防として使うことにしました。

また燃費も回復するようです。

フューエルワンを入れる下準備

フューエルワンは、燃料20~60Lに1本を目安に燃料タンクに入れます。

ただし燃料20L未満に1%以上の添加はNGだそうです。

アドレス125の燃料タンクの容量は6Lです。

私は約50mlを量りました。

フューエルワンをビーカーに注ぐ

1本200mlなので4回分使えます。

液体はねっとりしていて、強烈な刺激臭はありませんが、ツンとした臭いはします。

そしてこれをガラス瓶に移しました。

フューエルワンが入ったガラス瓶

経年車や初めて清浄剤を使う場合は2回連続使用が効果的、とのことです。

なので、初めての私はこれを2回投入することにします。

アドレス125にフューエルワンを投入

フューエルワンを入れる前にガソリンを満タンにします。

同時に私はアドレス125の燃費を測りました。

以前の満タン状態から2.82L消費して約136km走ったので、リッター48.2km…でしょうか。

136km走ったアドレス125のメーター

初めての燃費計算で合っているか分かりませんが…

とにかく、フューエルワン投入後にどれだけ燃費も回復するか確かめたいと思います。

アドレス125の燃料タンクにフューエルワンを入れる

フューエルワンを燃料タンクに入れたらキャップを締め、ガソリンと混ざるように一応車体を揺らしました。

そして以前と同様エンジンをかけて発車。いたって簡単です。

フューエルワンを入れた直後のアドレス125を運転する

エンジンは修理して直ったとはいえ、このときの走行距離は約22000km。

ガタがきているぶん何かが劇的に変わるかも。

と、期待はふくらみましたが、投入直後では変化を感じることはありませんでした。

フューエルワン2投目

その後は2回給油しました(計6.74L)。

量的にガソリンは入れ替わったので、前回入れたフューエルワンも使い果たされたはず。

その間318km走ったので、リッターは47.1km。

318km走ったアドレス125のメーター

ちょっと燃費悪くなった?

もっとも精密な測り方ではないので、私の場合は燃費に変化はないと言っていいかと思います。

それはともかく、前回同様フューエルワンを投入してしばらく走りました。

フューエルワンを2回入れたあとのアドレス125

しかし…

やはり変化は感じません。

エンジンは修理したばかりで当然と言えば当然ですが、その他のパーツや燃費ももともと異常はなかった、ということでしょうか。

それはそれで良いことなので、歓迎すべきことだとは思いました。

1年経って…

人差し指を立てる男性

それから1年経った現在(2023年)まで、エンストはほとんどありませんでした。

アドレス125の乗り方や乗る頻度はまったく変えなかったにもかかわらず、です。

その間フューエルワンはまったく入れていません。2回の投入でカーボン噛みを防ぐことができたのかもしれません。

その他、目に見えるエンジンの異常もありません。

やはりフューエルワンのおかげ…かも。

反面、特別何かが良くなったと感じたこともありません。

というのも、こういった添加剤はあくまで「本来の性能を取り戻す」ためのもので「パワーアップ」の効果はないからです。

ちなみにフューエルワンの使用頻度は、ワコーズの製品カタログによると「継続的な効果を保つには4000km走行ごとに使用」すればいいようです。

私はこの1年で約15000km走ったので、もうとっくに入れるべきだったようです。

ともかく、今後もフューエルワンでエンジンのトラブルを防いでいきたいと思います。

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