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【ゲイン増量】ダイナマイトをダイナミックマイクに接続した

DM1 DYNAMITE
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以前、オーディオテクニカのダイナミックマイク「AT2040」にオーディオインターフェース「AT-UMX3」を接続して録音する模様をお伝えしました。

今回はこのマイクのゲインを底上げするゲインブースターの接続と使用について解説します。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら

目次

DM1 DYNAMITEを購入

今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。

私はAT2040から口を10cmほど離して喋っています。

この場合だと音量は十分ですが、マイクが近いので圧迫感があります。

また、この距離を保つのもけっこう気をつかい、少し窮屈な感じがします。

できれば20cmほど離して喋りたいのですが、それだと音量が小さくなってしまいます。

AT2040に限らず、ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べて感度が低く音量が小さい、という構造的な性質があるそうです。

「じゃあオーディオインターフェースでゲインを上げればいいじゃないか」と思いがちですが、ゲインを上げすぎると音量とともにそのぶんノイズも大きくなってしまうという問題があります。

それを解消するのが「ゲインブースター(プリアンプ)」と呼ばれるものです。

これをマイクに接続することで、ノイズを抑えたまま音量を大きくすることができます。

そこで購入したのがsE ELECTRONICSの「DM1 DYNAMITE(ダイナマイト)」です。

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このダイナマイトは28dBもゲインを大きくしてくれるそうです。

これでゲインを底上げして、マイクからもう少し距離をとって喋ることができるようにしたいと思った次第です。

開封と外観

DM1 DYNAMITEの開封

本体以外の付属品は、説明書(全部英語)とステッカーです。

箱はその名のとおり導火線がついていてダイナマイトを模しています。

本体の外観は金属で、手にしたところしっかりとした重量感があり、安っぽい感じはしません。

重さは約79gです。

使用の際は、マイクと合わせたアームの耐荷重を考慮する必要があります。

以前お伝えしたElgatoのマイクアームなら、AT2040と合わせても問題なく使うことができます。

XLR端子の接続部分以外のスイッチやボタン類はなく、シンプルな構造となっています。

DM1 DYNAMITEの本体

マイクに挿す部分以外の本体(赤い部分)の長さは約8cmです。

色については好みが分かれそうですが、私は嫌いではないのでこれを選びました。

接続

マイクへの接続前の注意点ですが、ダイナマイトはダイナミックマイクやリボンマイク用です。

コンデンサーマイクには使用できません。

また、48Vのファンタム電源を供給するミキサーやオーディオインターフェースが別途必要となります。

接続の際はすべての機器の電源を切っておきます。

接続自体はいたって簡単。

DM1 DYNAMITEの接続部分

マイクとXLRケーブルの間にダイナマイトを接続するだけです。

DM1 DYNAMITEとXLRの接続

そしてミキサーやオーディオインターフェースのファンタム電源をオンにして、以前のように音量を調整すればすぐに使うことができます。

取り回し

AT2040とDM1 DYNAMITE

前述のように、私が使っているマイクアームはElgatoの「Wave Mic Arm」です。

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マイクの向きを色々変えてみたところ、ダイナマイトがアームに干渉することはありませんでした。

ケーブルも絡まりません。

私の机の奥行は60cmですが、普通に座って喋るぶんには正面の壁際に設置したモニターに干渉することもありません。

ちなみにダイナマイトはマイクに直接接続するのが推奨されています。

スペース的に邪魔な場合は、ダイナマイトをオーディオインターフェースに接続して使うこともできますが、やはり怖いので私はこのまま使うことにしました。

録音してみた

AT2040のみの状態とダイナマイトを接続した状態でそれぞれ録音して音声を比較しました。

音声は前掲の動画をご参照ください。

共通の設定は以下のとおりです。

  • Windows11の入力ボリューム:「100」。
  • 録音ソフト:OBS。
  • OBSのフィルター:
    エキスパンダー
    ディエッサー(Lisp)
    コンプレッサー(MJUCjr)
    ゲイン
    イコライザー(TDR Nova)
    リミッター(W1 Limiter)

まずはダイナマイトなしの状態で喋りました。

AT2040で喋る

マイクと口の距離は約10cm。

オーディオインターフェース(AT-UMX3)のゲインは3時でレベルは12時の方向にノブを調整しました。

これ以上音量のノブを回すとホワイトノイズが入ってしまうというギリギリの調整です。

前述のように、ここからマイクと口の距離を倍にしてスペース的に余裕を持ちたいというのが今回の主旨です。

ということでダイナマイトを接続しました。

AT2040にダイナマイトを接続した状態で喋る

マイクと口の距離は約20cm。

オーディオインターフェース(AT-UMX3)のゲインは12時でレベルは9時の方向というのが、ホワイトノイズが入らないギリギリの状態です。

しかし、この設定だと明らかに音量が小さい。

かといってここからゲインとレベルどちらかを少しでも回すとノイズが聞こえてしまいます。

OBSのフィルターでもゲインを上げることはできますが、上げすぎるとやはりノイズも大きくなってしまいます。

この辺のさじ加減が難しい…。

結局OBSのフィルターでどうにか聞こえるレベルにしました(と自分では思う)。

もっとクリーンな音のまま音量だけ大きくなるかと思っていたので正直微妙な感想です。

ゲインが増幅されるぶん、どうしてもある程度のノイズは乗ってしまうのかもしれません。

とはいえ、有るのと無いのとでは、やはり有った方がいい(ような気がする)。

また私の設定の仕方が悪いということも十分考えられます。

まだ使い始めたばかりなので、今後もう少し詰めて改善できればと思います。

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