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マイナ免許証ではなく従来の運転免許証のみを更新した話

壁際に置かれた水色のスクーター
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先日、運転免許証の更新をしてきました。

マイナンバーカードと免許証の一体化が始まりましたが、私は従来の免許証のみを更新しました。

今回はマイナ免許証のメリット・デメリットや免許証の更新手順などをお伝えします。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら

目次

マイナ免許証スタート

令和7年(2025年)3月24日からマイナンバーカードと運転免許証の一体化が始まりました。

マイナンバーカードのICチップに下記の免許情報を記録して運転免許証としても利用できるとのことです。

免許情報
  • マイナ免許証の番号
  • 運転免許取得日の年月日およびマイナ免許証の有効期間の末日
  • 運転免許の種類(普通、大型、二輪など)
  • 免許の条件に係る事項(AT限定、眼鏡、補聴器など)
  • 顔写真
  • 色区分:優良(ゴールド)・新規(若草色)・その他(薄青色)

参照:警視庁デジタル庁

運転免許証の3つの持ち方

マイナンバーカードと運転免許証の一体化は義務ではありません。

今後、運転免許証の保有の仕方については以下の3つから選択することになります。

  • マイナ免許証のみ
    (従来の運転免許証は返納)
  • マイナ免許証と従来の運転免許証の2枚持ち
  • 従来の運転免許証のみ
    (マイナンバーカードは別に所持)

運転の際はマイナ免許証か従来の免許証のいずれかを携帯する必要があります。

マイナ免許証のメリットとデメリット

マイナ免許証のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット

カードが1枚になる

従来のマイナンバーカードと運転免許証の2枚持ちに比べて、所持や保管の煩雑さが減ります。

手数料が安い

新規免許取得手数料・免許更新手数料のいずれも「マイナ免許証のみ」が最安となります。

マイナ免許証のみ2枚持ち運転免許証のみ
新規免許取得手数料1550円2450円2350円
免許更新手数料2100円2950円2850円
講習手数料対面優良:500円 一般:800円 違反:1400円
オンライン優良:200円 一般:200円 違反:受講不可対象外

オンライン受講

「マイナ免許証のみ」または「2枚持ち」の場合は、免許証更新の際の講習をオンラインで受けることができます。

ただし上図のように優良運転者または一般運転者に限ります。

写真撮影・視力検査は運転免許試験場などで行う必要があります。

住所変更ワンストップサービス

マイナ免許証のみを保有する場合、氏名や住所の変更手続きが簡単になります。

役場で変更手続きをすれば、警察への届出は不要とのことです。

ただし事前に警察署などでマイナンバーカードの署名用電子証明書を提出する必要があります。

住所地以外での更新の迅速化と申請期間延長

住んでいる都道府県以外の警察署や運転免許試験場などで行う免許証の更新手続きが迅速化されます。

「マイナ免許証のみ」または「2枚持ち」で、優良運転者または一般運転者が対象となります。

マイナ免許証のみの更新なら即日で更新手続が完了するとのことです。

またその場合、申請期間が「更新期間初日」から「免許証等の有効期間の末日まで」に延長されます。

デメリット

免許情報の確認が面倒

マイナ免許証の券面には上記の免許情報が記載されません。

免許情報を確認するには、「マイナポータル」へのログインか「マイナ免許証読み取りアプリ」が必要となります。

更新と再発行が面倒

現在(当記事投稿時点)はマイナンバーカードを更新しても免許情報は引き継がれません。

その場合、再度一体化の手続きが必要となります。

ただし、2025年秋頃に更新後のマイナンバーカードに自動的に免許情報が引き継がれる運用が開始される予定、とのことす。

また、マイナ免許証を紛失した場合も、再発行したマイナンバーカードに再度免許情報を記録しなければなりません。

海外で使えない可能性がある

国外運転免許証を申請する際、国によってはマイナ免許証が使えない可能性があります。

その際は従来の運転免許証が必要になる場合があります。

国内でも使えないサービスがある

現在(当記事投稿時点)、レンタカーやカーシェアなどでは、マイナ免許証が使えない会社が一部あるようです。

今後は解消されていくはずですが、その場合は従来の運転免許証が必要となります。

仕事で登録できない可能性がある

仕事で運転免許証を登録する場合、その会社がマイナ免許証に対応していない可能性があります。

たとえば、HONDAの「EveryGOデリバリー」という配達員向けの原付バイクのサブスクレンタルでは、現在(当記事投稿時点)マイナ免許証には対応していないそうです。

マイナ免許証のみ保有している場合、このサービスを利用して配達の仕事をすることはできません。

免許証を取得・更新する際は、あらかじめその会社の規約を確認するかサポートに問い合わせるかした方がいいかと思います。

従来の免許証のみを更新した理由

以上のマイナ免許証のメリットとデメリットを踏まえた結果、私は従来の運転免許証のみを更新することにしました。

というのも、デメリットを大幅に上回るメリットがないと思ったからです。

また、現在はマイナ免許証の運営が始まったばかりで、何か障害が起こるかもしれず、また対応していないサービスもあるので不安が残ります。

私はUber Eats(ウーバーイーツ)で配達の仕事をしていますが、免許証を再登録したり今後別のフードデリバリーサービスに登録したりする場合、マイナ免許証のみだと弾かれる可能性があります。

フードデリバリーサービス各社の規約を調べようとしたところ、その辺がどうなっているかよくわかりませんでした。

なので、とりあえずは従来の運転免許証のみを更新しようと思った次第です。

マイナ免許証との2枚持ちも考えましたが、あえてそうする必要もなさそうなので、免許証は1枚のみにしました。

以前Uber Eats に登録したときの模様は下の記事をご参照ください。

従来の免許証のみの更新手順

ということで、私は従来の運転免許証のみを更新してきました。

以下はすべて私個人の更新手順となります。

公安委員会から送られてきた「運転免許証更新連絡書」に記載されている2次元コードをスマホで読み取り、県警のサイトにて更新と講習の予約を入れました。

私の講習区分は「違反運転者」です。

ちなみに講習区分の対象者と講習時間は以下のとおりです。

講習区分対象者講習時間
優良運転者講習免許を受けている期間が継続5年以上で、過去5年間無事故無違反の方30分
一般運転者講習免許を受けている期間が継続5年以上で、過去5年間に3点以下の違反が1回の方1時間
違反運転者過去5年間に違反・事故(3点以下の違反1回を除く)がある方2時間
初回運転者講習免許を受けている期間が継続5年未満で、3点以下の違反が1回以下の方2時間
高齢者事前に年齢等に応じ認知機能検査・高齢者講習および運転技能検査の受検等が必要

場所は某運転免許試験場にて行いました。

持ち物は以下のとおりです。

  • 運転免許証
  • 運転免許証更新連絡書
  • 手数料(キャッシュレス決済可)
  • 予約登録完了画面のスクリーンショット
  • 筆記具(鉛筆の貸し出し有り)

また、免許証に登録する数字4桁の暗証番号2組をあらかじめ決めておきます。

まず、受付時間になったら端末の指示に従い、予約登録完了画面のスクリーンショットを読み取らせて受け付けを完了させます。

次に別の端末で手数料を支払います。

私はPayPayで支払いました。

上記のとおり、総額は4250円でした(更新手数料2850円+講習手数料1400円)。

そのあとはプリントアウトされた紙に必要事項(病気の有無など)を記入し、視力検査と写真撮影を行います。

そして2時間の講習(休憩有り)を受け、最後に更新された免許証を受け取る、という流れです。

昔と違って各工程がスムーズに進んだせいかストレスを感じることはありませんでした。完全に流れ作業といった感じです。

免許証の見た目は以前と変わらないように見えました。これはマイナ免許証も同じだと思いますが。

マイナ免許証への更新は次回以降

マイナ免許証は、今後大きな障害も起きず対応不可のサービスもなくなれば、私も次回以降の更新を考えます。

それまでは従来の運転免許証とマイナンバーカードで特に不便はないはずなので、このまま運用していくつもりです。

また何か進展があればお伝えしたいと思います。

これから免許証を取得・更新する際のご参考になれば幸いです。

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