先日「VAPE」を購入して吸ってみました。私にとって初めての電子タバコです。
今回はそのレビューとなります。
紙巻きタバコは吸いたくないけどVAPEには興味がある、という未経験者のご参考になれば幸いです。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
「VAPE」とは?
そもそも「VAPE」って何?
「VAPE(ベイプ)」は、香り付きのリキッドを加熱して発生させた水蒸気を吸う電子タバコです。
「タバコ」とはいえIQOSなどの「加熱式タバコ」とは違いニコチンを含まず、日本の法律では「たばこ製品」には分類されません。
「たばこ税」もかかりません。
紙巻きタバコをやめた私ですが、「煙」は楽しみたい、ということでVAPEを手に取ったという次第です。
「Air mini」を購入
私が購入したのは「Air mini」というものです。
株式会社エアーが展開しているVAPEのブランドで、販売1周年の2022年2月にリニューアルされたようです。
ドラッグストアで偶然見かけ、何気なく買いました。そのときの価格は税込1199円。
他にはドン・キホーテやAmazon・楽天市場などで購入できますが、コンビニでは販売していないようです。
現在(当記事投稿時点)このAir miniは21種類のフレーバーがあり、私が購入したのは「ミント」です。
プラケースがピッタリはまり過ぎて開けにくかった…。
けっこう厳重なパッケージで、その点は安心できるかもしれません。
Air miniの特徴
使い切り
VAPEにはカートリッジを交換したりリキッドを注入したりするタイプがありますが、Air miniは使い切りです。
リキッドとバッテリーが内蔵されていて、パーツの交換やメンテナンスなどは不要。使い切ったらそのまま廃棄します。
廃棄のルールは各自治体に従います。
吸引回数は300回。ただし個人差があるとのことです(後述)。
サイズ・重量
サイズや重量などの規格は以下のとおりです。
- 本体サイズ:約6×15×96mm
- 重量:約15g
- 電池容量:280mAh
- リキッド容量:12ml
フラットな造りで、大きさも重さも不便に感じることはなく、普通の紙巻きタバコのように軽々と手に持って吸うことができます。
見た目もスマートでおしゃれです。
ニコチンとタールはゼロ
Air miniは「日本食品衛生法に基づく食品添加物」を使用していて、成分は植物性プロピレングリコール・グリセリン・香料となっています。
前述のようにニコチンおよびタールは一切含んでいません。
それゆえ年齢制限はありません。
ただし「妊娠中、妊活中、将来的に計画している、又は 授乳中の場合には本製品を使用しないで下さい」とのことです。
その他、使用上の注意は公式サイトの「よくあるご質問」をご参照ください。
使い方
Air miniは火や電源の操作は不要で、吸い方はいたって簡単です。
パッケージを開封したら、まず上下のシリコンキャップを外します。
吸い口をくわえ、軽く吸い込みます。
このとき、かすかに「プチ」という感じの音がして、吸い口の反対側が青く光ります。
あとは口に流れた水蒸気を吐き出して香りを楽しみます。
口内からそのまま吐き出すもよし、さらに肺に吸い込んでから吐き出すもよし、です。
吸引はすぐに慣れます。紙巻きタバコのように鼻からプカーと水蒸気を出すこともできます。
また、後片付けも不要です。
容量を吸い切ると、上記の光る部分が点滅して水蒸気も出なくなるので捨て時も分かります。
メリットとデメリット
以下、Air miniを1本使い切ったうえでの私個人の感想をメリット・デメリット別に述べます。
主に紙巻きタバコとの比較になります。
メリット
煙ではなく水蒸気ということで「味気ないのではないか」という思い込みがありましたが、意外に水蒸気の量は多い。
紙巻きタバコのように心地良いヤニクラや喉にガツンとくる感じはありませんが、「疑似的な煙」は充分に味わうことができるかと思います。
軽度のニコチン依存症であれば禁煙グッズとなり得るかもしれません。
あくまで素人の憶測ですが。
さらにフレーバーの種類が多様かつ口寂しさが紛れるため、ダイエットにも使えるかもしれません。
気がつけばスナック菓子をつまんでいる、という人にとって代替品となり得るからです。
また、水蒸気ゆえに部屋や口内がタバコ臭くならないのも利点です。
閉じ切った部屋で吸い続けると多少臭いますが、換気をすればすぐに消えます。
少なくとも、ニコチンとタールがこびりついて換気しても消えない紙巻きタバコ特有の強烈なニオイはしません。
コーヒーを飲みながら吸っても、紙巻きタバコのようなウ〇コ臭を吐き散らすことはないはずです。
家族や同僚にイヤな顔をされずに済むかも。
おまけに、Air miniのような使い切りタイプは操作が圧倒的に楽です。
ライターや電源は使わず、灰や燃えカスも発生しません。
道具や掃除が不要というのも便利です。
デメリット
私が感じた最大のデメリットは「リキッドの容量が少ない」ということです。
2日で吸い切りました。
「もう300回も吸った?」という感じでちょっと拍子抜けしました。
吸う量は個人差があるにしても物足りなさを感じます。
特に最初は面白がってスパスパ吸っているとすぐになくなってしまうかと思います。
動画を見たり本を読んだりしながらの「ながら吸い」にも向きません。
私のようなビンボー人にとってコスパが悪いということです。
公式の「税込1200円」を元に2日で1本消費すると、月30日間で計18000円。
1箱600円の紙巻きタバコに置き換えると、1日1箱の消費と同じです。
喫煙者がタバコの代わりに吸うにしても、非喫煙者が「たしなみ」として吸うにしてもちょっと高い、と私は思いました。
また、Air miniに限ったことではありありませんが、紙巻きタバコと違い故障のおそれもあります。
ネットのレビューを見ると「すぐに吸えなくなった」とか「焦げた臭いがした」とかいう不具合が散見されます。
幸い私はそのようなことはありませんでしたが、電子機器ゆえにそういう可能性はあるということです。
“お試し”としては良品
以上、いろいろと述べてきましたが、Air miniはVAPEを初めて試すには良品かと思います。
使い切りなので、吸い切ったあとは別の品を求めるか、やっぱりやめるかの切り替えもしやすい。
ということで、口寂しいときはAir miniのお好きなフレーバーを試すのもいいかもしれません。
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