昨年の2023年に、Amazonアカウントに不正ログインされ、商品を勝手に購入されるという被害に遭いました。
その後銀行への補償申請をしたところ、今年(2024年)になって無事全額返金されました。
今回は補償申請後から返金までの模様をお伝えします。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
これまでのあらすじ
今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
まず、Amazonにて不正ログインの被害に遭ったのが昨年(2023年)の9月13日のことです。
登録してあった楽天銀行のデビットカードを使い、商品を不正に購入するという犯行でした。
購入されたのは、Appleギフトカード5000円分が8枚と無印良品のとうもろこし茶530円の計40530円です。
そのうち、とうもろこし茶は発送をキャンセルすることができ、530円も返金されましたが、ギフトカードの4万円は注文が確定してしまい、銀行口座から引き落とされたままという状態です。
ここから4万円を取り返す闘いが始まります。
そして、すったもんだの末、銀行へ補償申請の書類を郵送したのが9月30日です。
補償申請後の流れ
10月4日
その後ですが、まず10月4日に楽天銀行から電話がかかってきました。
とうもろこし茶の530円は返金されたので、これは補償の対象から外れる、とのことです。
12月15日
次は12月15日に楽天銀行から「ヒアリング」と称した電話がかかってきました。
あまり覚えていませんが、被害に遭ったデビットカードで給料の受け取りはしていなかったか、海外でデビットカードを使ったことがあるか、などを訊かれたと思います。
それから、私が補償申請の際に郵送したAmazonからのメールの文面では不正購入の証拠にはならないので、Amazonの購入履歴の画面を送ってほしいとのことです。
「その履歴はAmazonが削除したので有りません」と答えると、では不正購入前後の履歴画面を送ってくださいと言われました。
あと、Amazonからの注文確認メールも必要、とのことです。
それらを印刷してFAXで送信することになりました。
その電話のあとで思い出しましたが、不正購入の履歴画面はAmazonに消される前にスクショを撮っていたので、それらに加えてこのスクショも印刷してFAXで楽天銀行に送信しました。
その電話の方は女性で、私が説明するたびに「なるほどです」と言っていたのが若干気になりましたが、丁寧な対応でした。
それはともかく、これから行われる審査の1か月後くらいに補償の同意書が送られてくるので、それにサインして返送せよとのことです。
まとめると、前回の補償申請と併せて必要な書類は以下のとおりとなります。
- 「ヒアリングシート」
- 「不正使用調査依頼書」
- 「一体型キャッシュカード盗難・紛失等被害届」
- デビットカードの表裏のコピー
- Amazonの不正購入の履歴画面
- Amazonからの注文確認メール
不正購入された履歴はAmazonに削除されるので、被害に遭われた際はすぐにスクショを撮っておいた方がいいかと思います。
なお、これは楽天銀行を利用していた私個人のケースです。
他行や他の支払い方法の場合は、補償の手順や書類は違うはずです。
ちなみに、審査に落ちた場合は電話がかかってくるそうで、少し怖くなりました。
返金
12月27日
そして12月27日に楽天銀行から簡易書留にて補償の同意書が届きました。意外に早い。
無事、審査に通りました。
4万円の不正出金の明細もちゃんと記載されています。
これに署名して同封の返信用封筒に入れて期限内に返送せよとのことです。
あとは私の口座に4万円が振り込まれるのを待つのみです。
「4万円もらえる」という錯覚を起こしがちですが、単に「勝手に使われたカネが返ってくる」というだけのことです。
1月9日
それから年が明けた今年の1月9日に、楽天銀行から入金のメールが届きました。
口座を確認すると、ちゃんと4万円入金されています。
年末年始を挟むのでもっと時間がかかるかと思っていました。入金も意外に早い。
ひょっとしたら何か色を付けてくれるかも、と思っていましたが、きっちり4万円でした。楽天ポイントの付与もありません。
当たり前ですが…
それはともかく、今回は迅速丁寧に対応してくれた楽天銀行には感謝しかありません。
その後もAmazonは利用
結局、Amazonはとうもろこし茶の注文をキャンセルしただけで、その後は何のフォローもありませんでした。
X(旧Twitter)を見ると、いまだに私と同様の被害に遭われている方がいるようですが、Amazonは不正ログインのアナウンスもしていないようです。
「こういう被害が多発していますよ」とか「こういう対策をお願いします」とかいう啓発は少しくらいした方がいいと思いますが、そういうネガティブな情報はセールに響くのか、表には出したくないのかもしれません。
といっても、私はその後も懲りずにAmazonで何回か買い物をしました。
再発行されたデビットカードを使っていますが、今度は買い物する度に登録し直すことにしています。
買い物が終わったら都度カード情報を削除するというやり方です。
いちいち面倒ですが、今のところこれで問題は起きていません。
これまでを振り返って…
それにしても長い道のりでした。
4万円という金額以上に、その後の手間やストレスの方が大きいということが分かりました。
とにかく解決してほっとしましたが、二度とこんな目に遭いたくないというのが率直な感想です。
もうやめて…
ということで、一連の記事が同様の被害に遭われた方のご参考になれば幸いです。
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