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Amazonの不正請求で警察への届出と銀行への補償申請をした話

警察官に相談する男性
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前回、Amazonアカウントに不正ログインされ商品を勝手に注文されるという被害について述べました。

今回は警察への被害の届け出と銀行への補償申請書類の提出の模様をお伝えします。

同じ被害に遭われた方のご参考になれば幸いです。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら

目次

これまでの経緯

今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。

前回の経緯を簡単に説明すると、まず被害が発覚したのが9月13日(2023年)で、その日のうちにAmazonと銀行に電話で相談しました。

その後のAmazonからのメールによると「すでに請求が確定していて返金できないから銀行に相談しろ」とのことです。

この時点で銀行口座の明細には「AMAZON.CO.JP」と記載されていたので、言われていたとおり再度銀行に電話をかけました。

それが9月18日です。

9/18 楽天銀行に電話

電話中に嫌な顔をする男性

9月18日、楽天銀行に電話をして、入出金明細の加盟店名にAmazonと記載されたことを伝えたところ、補償を申請する書類を送ってくれることになりました。

1週間ほどで届くそうで、記入して期限内に届くように返送しろとのことです。

それとともに、被害に遭ったカードの表裏両面のコピーを取って同封するようにも言われました。

また、警察にも被害を届け出なければなりません。

補償の申請には警察署の担当者名や受理番号などが必要だそうです。

前回、最初にAmazonに電話したときに「面倒臭い」と述べましたが、さらに手間のかかることになりました。

それAmazonの仕事じゃね?

という不満が募ります。

9/19 Amazonパスワード再変更

翌日の19日、Amazonにログインしようとしたら「アカウントの切り替え」と表示されました。

Amazonアカウント切り替えの画面
何これ?

よく分からないまま今まで使ってきたアカウントをクリックすると、またパスワードの再設定を促されました。

Amazonパスワード再設定の画面

何回やらせるんだ…

と思いましたが、Amazonが不正アクセスに対して何らかの対策を打ったのかもしれません(希望的観測)。

ということで、再度パスワードを変更しました。

9/21 銀行から電話&再発行のカードが届く

そして9月21日、突然楽天銀行から電話がかかってきました。

不正請求以前にAmazonで購入した2件の注文は私本人によるものなのか確認したい、とのことです。

注文履歴を見ると対象の商品はツナギとストッカーでした。

Amazonで買ったツナギ
Amazonで買ったストッカー

不正に購入されたAppleギフトカードととうもろこし茶以外のAmazonの商品は、私が購入したものなので「そうです」と答えました。

なぜ、あまたあるうちのこの2つだけを確認したかったのかは謎ですが、どうやら銀行の方でも同時並行で調査はしているようです。

さらに、再発行されたデビットカードが同じ日に届きました。

新たに届いた楽天銀行デビットカード

これでデビットとキャッシュ機能が使えるようになりました。

ただ、ちょっと怖いので、Amazonにカード情報を登録するのは控えています。

あと前述のように、被害に遭った以前のカードはコピーする必要があるので、捨てずにそのまま保存しておきます。

返金されるまでとっておこうと思います。

9/25 補償申請の書類が届く

9月25日、電話で言われたとおり、ちょうど1週間後に楽天銀行から補償申請用の書類が届きました。

私の場合、提出するものは以下のとおりです。

  • 「不正使用調査依頼書」
  • 「一体型キャッシュカード 盗難・紛失等被害届」
  • 「不正使用調査ヒアリングシート」

被害の状況やカードの使用歴などについての設問が記載されています。

これらを記入するのがまた面倒でした…

特にヒアリングシートは表裏両面にわたり、けっこう時間がかかりました。

これも「Amazonに訊けや…」と嘆きたくなります。

9/26 警察に被害を届け出る

翌日の26日、さっそく最寄りの警察署に被害の届け出をしに行きました。

混雑具合によっては予約した方が良いかもしれませんが、私はアポなし訪問です。

受け付けで被害の内容を伝えると、しばらく待たされたあと個室に案内され、そこで1人の警察官からいろいろと質問されることになりました。

ひとつの机を挟んだ対面式で、メモをとられながら被害状況を説明するというかたちです。

念のため印刷しておいたAmazonからのメールを見せると、「これコピーしてもいいですか?」と訊かれたのでお渡ししました。

そのメールには「クレジットカード会社にご連絡をされる際に、当サイトからのメールを不正アクセスの証拠としてご提出いただくことも可能です」と書いてあります。

証拠としてコピーしたのかと思われます。

肝心の受理番号ですが、処理するまで時間がかかるので2~3日後に警察署に電話してくださいと言われました。

以上で届け出自体は滞りなく済んだのですが、人が見たら被害相談ではなく「取り調べ」に映るかもしれません。

あまりの面倒臭さに「Amazonを取り調べろや」と恨みたくなります。

9/27 お茶代530円が返金

グラスに入った氷とお茶

9月27日、書類をひと通り書いたところで改めて銀行口座の明細を見ると、不正請求されたとうもろこし茶の530円が返金されていることが分かりました。

このお茶はAmazonが発送をストップしたもので、キャンセル扱いになったようです。

しかし、メインのAppleギフトカードの4万円は一切返金されていません。

少し期待したのですが、こちらはやはり注文が確定しているようです。

このお茶の分の返金のことも一応書類に書いておきました。

9/29 警察に電話

ということで、被害の届け出から3日後の9月29日に件の警察署に電話をしました。

私の場合、受理番号ではなく「整理番号」と言われました。

4ケタの数字です。

あと、相談した警察官の名前は聞いていたのですが、部署は聞きそびれてしまったので尋ねたところ「警務課」とのことでした。

とにかく、以下のすべてを補償申請の書類に記入しました。

  • 届け出た日付
  • 警察署と部署の名前
  • 警察署の電話番号
  • 担当者名
  • 受理番号(整理番号)

ちなみに楽天銀行の場合、受理されなかったら番号は空欄でいいそうです。

9/30 申請書類を返送

赤い郵便ポスト

これで書類の記入事項を埋めることができました

あとはカード両面のコピーと、不正の証拠として印刷したAmazonからのメールも返信用封筒に同封して返送しました。

以上、被害が発生した9月中に何とか補償の申請を終えることができました。

とにかく面倒でした…

補償申請を終えて…

仰向けで寝る猫

つくづく感じたのは、被害はもとよりその後の手間やストレスが半端ないということです。

Amazonはメールだけ出して「あとは手前で何とかしろや」という感じがして後味が悪い。

それはともかく、残る問題は「全額返金されるのか」ということと「返金されるとしたらいつになるのか」ということです。

銀行の書類には「加盟店管理会社等による外部手続きに相当の日数がかかります」と書かれていて、それだけで1~2か月はかかるようです。

その後ようやく「当行審査が開始可能になります」とのことで、ひょっとしたらこの年内には終わらないかもしれません。

当記事投稿時点では審査を待っているところなので、今後についてはまた追ってお伝えしたいと思います。

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