前回の「複式簿記への道」第7回では、やよいの青色申告オンラインの「固定資産の登録」と「残高の設定」についてお伝えしました。
今回は「スマート取引取込」の設定を行います。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
スマート取引取込とは?
やよいの青色申告オンラインの「スマート取引取込」とは、銀行口座の取引データを自動で取り込んで仕訳してくれる機能です。
それにより以下のメリットが得られます。
- 銀行に記帳しに行く手間が省ける。
- 取引データを手入力する手間が省ける。
- 金額の不一致が無くなる。
- 時間の短縮。
スマート取引取込を利用するには、やよいの青色申告オンラインにて連携する銀行口座を登録しなければなりません。
そのためには「事前に金融機関のインターネットサービスを申し込み、ユーザー登録を完了してください」とのことで、注意が必要です。
以下は一例として、私が行った三菱UFJ銀行の口座の登録手順をお伝えします。
事前に「ダイレクト」(ネットバンキング)に登録済みです。
三菱UFJ銀行の口座登録
まず、やよいの青色申告オンライン
「金融機関口座と連携する(口座自動連携ツール)」の「設定」をクリックします。
利用規約を確認し同意した上で「ログイン画面へ」をクリックします。
弥生ID(メールアドレス)とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
「同意の上連携する」をクリックします。
口座登録手順の画面にて「新規口座登録」をクリックします。
「三菱UFJ銀行」を選択して「金融機関を選択して次へ」をクリックします。
個人の場合「[個人]三菱UFJ銀行」を選択して「クラウド版」をクリックします。
「口座連携する」をクリックします。
「三菱UFJダイレクトAPIサービス」の画面にて口座のログイン情報を入力し「次へ」をクリックします。
「連携情報確認」画面にて連携情報と利用規定を確認して「同意して完了」をクリックします。
受付が完了しました。私の場合この画面は自動的に閉じました。
やよいの青色申告オンラインの画面を見ると、登録口座の選択画面が表示されています。
登録する口座にチェックを入れ、「口座登録」をクリックします。
口座登録が完了しました。私は「閉じる」をクリックしました。
続けて下の画面が出てくるので「確認」をクリックします。
「登録金融機関一覧」の画面にて三菱UFJ銀行の口座が登録されたのが分かります。
ここの左メニューの「スマート取引取込」をクリックします。
三菱UFJ銀行のペンのアイコンをクリックします。
「サービス取得の設定」画面が表示されます。
「勘定科目」と「補助科目」はそのままで、その下の「取得開始日」の「日付指定」にチェックを入れ、ここでは2023年1月1日に設定します。
その下の「主な用途」は「事業用」にしました。
設定したら「保存する」をクリックします。
取得開始日が設定できたようです。
明細を取得するため、左メニューの「口座連携の設定」をクリックします。
「口座連携の設定」画面にて左メニューの「銀行総合明細」をクリックします。
三菱UFJ銀行にチェックが入っている状態で、その下の日付をここでは「2023/01/01-2024/2/14」に指定して「銀行明細更新」をクリックしました。
すると、2023年1月1日からの明細が取得できました。
ここで左メニューの「スマート取引取込」をクリックします。
「未確定の取引」の画面にて三菱UFJ銀行のタブをクリックします。
取得した取引データが表示されます。
これで三菱UFJ銀行の取引データをやよいの青色申告オンラインに取り込むことができました。
上図の右端を見ると、「取引の登録」はまだすべて「未定」になっています。
今回は三菱UFJ銀行のみのケースをお伝えしましたが、他行の口座も同様の手順で登録できるはずです。
今回はここで一服します。
やはりこれだけの取引データを手入力するのは大変でミスも出るかと思います。
スマート取引取込を使えばその手間やミスが省けるので、ありがたい機能だと実感しました。
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