アドレス125の純正ミラーのネジ山がつぶれて完全に締まらなくなってしまいました。
そこで取り付けやすそうなミラーを購入して交換しました。
今回は、アドレス125のミラーの取り付けやバイクのミラーのネジについてお伝えします。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
アドレス125のミラーのネジ山がつぶれた
今回のミラー交換についてはYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
こちらが交換前のアドレス125の純正ミラーです。
2年以上にわたって色々なアクセサリーを共締めしてきて負担がかかったのか、ネジ山がつぶれていました。
これでは危険ということで、Amazonでミラーを購入しました。
「Evermotor」という、おそらく中華メーカーと思われるバイクミラーです。
左右セットで価格は2499円(購入時)。
私は貯まっていたAmazonポイントを全額分使ったので実質タダ。これで使用に耐え得るなら儲けものです。
購入したバイクミラーの開封
これがミラーの外箱で、「MADE IN CHINA」と記されています。
テープの貼り方が地獄のように汚い。
中身は割れや大きな傷はなく無事でした。
私が購入したのは「サイズB」で、内容はミラー(10mm正ネジ)とアダプター6個(車両側のネジ径は10mmと8mmの各3個)です。
アダプターの数はAmazonの商品ページのとおりですが、長さがバラバラでした。
しかも10mm正ネジのアダプターのひとつは上の穴の径が8mmでした。他は10mmなのに。
色々とチグハグなうえに造りも雑っぽいので「ちゃんとしたもの」を別途購入しました。
車両側(下)が逆ネジのアダプターです。これを2個購入。
ミラーに付属のアダプターはこのタイプのものが1個しかないので、もともとこれを買うつもりでした。
もちろんサイズも合っています。
これで道具はそろいました。
アドレス125のネジの組み合わせ
なぜこのようなアダプターを使うのかというと、アドレス125のアダプターはミラー側(上)が逆ネジとなっているからです。
今回購入したミラーは正ネジなので、このままでは取り付けることができません。
そこでこのアダプターを間に噛ませるというわけです。
このアダプターなら上は正ネジ同士でミラーと接続、下は逆ネジ同士でアドレス125のアダプターと接続することができます。
バイクのミラーが逆ネジの理由
「なんで逆ネジなんかにするの? 全部正ネジでいいじゃん」と思われるかもしれませんが(私も思った)、これには安全上ちゃんとした理由があります。
走行中に電柱や地面などに衝突した際に、右ミラーの場合、もし正ネジだったら締まる方向に回ってしまいます(正ネジは右回りで締まるため)。
これでは反発してハンドルを取られたりミラーが折れたりして危険です。
逆ネジにすることで緩む方向に回ります(逆ネジは右回りで緩むため)。
これにより反発せずミラーが緩むため、衝撃を受け流すことができます。
アドレス125の場合、左ミラーも逆ネジです。
右ミラーとは逆で、締まる方向に回るので一見危険のようですが、土台のアダプターは正ネジです。
正ネジは左回りで緩むため、衝突しても結局は右ミラー同様に緩む方向に回ります。
不覚にも私は今回を機に初めてこのことに気づきました。
ちなみに最初にこのシステムを取り入れたのはYAMAHAだそうです。
間違っていたらすみません。
アドレス125の純正ミラーの取り付け方法
ミラー取り付けの前にパーツクリーナーで土台のアダプターを洗浄しました。
14mmのスパナで土台のアダプターを取り付けます。車両側は正ネジなので右回りで締めます。
新しいミラーを取り付ける前に、ここでアドレス125の純正ミラー取り付けのおさらいをします。
まずミラーのナットを上げておきます。
逆ネジのミラーは左回りで締めます。
ミラーの回りが止まったら、位置を調整してスパナ2本を使いナットを締めます。
土台のアダプターを右回り方向で固定しつつ、ナットを左回りで締めます。スパナが交差する感じです。
緩みがないことを確認したら、ゴムキャップをかぶせて完了。
アドレス125に新しいミラーを取り付ける
私の場合、新しいミラーはアクセサリー類と共締めしました。
すべてを一つにまとめるとネジの長さが足りず、また位置調整もしづらいので二つに分けます。
まず、ナックルガードと屋根のベースをアダプターと共締めします。
逆ネジのアダプターは左回りで締めます。最後に位置調整するため、ここでは仮締めにしておきます。
次はその上にミラーとクランプバーを共締めします。正ネジのミラーは右回りで締めます。
このミラーは関節部分を曲げられるため、まっすぐ伸ばして取り付けることができます。
純正ミラーの場合、クランプバーに干渉してしまうため、取り付けの際はバーの部分をいったん取り外す必要がありました。
最後にUSB電源やスマホホルダーをクランプバーに取り付け、それぞれ干渉しない位置に調整したら本締めします。
これでミラーの取り付けは完了です。
新しいミラーでの走行
新しいミラーを取り付けたアドレス125をさっそく走らせました。
最初は違和感があったものの次第に慣れました。
ただ、純正ミラーの鏡面の方が横に長いので視界は狭くなります。それでも視認性については問題ありません。
ミラーの関節部分は六角レンチで締めることができるので、緩んでミラーが下がることはなく、揺れて視界がブレることもありませんでした。
ちなみに、ミラーは360度回転することができ、アームはほぼ180度折り曲げることができます。
この前日には雨天のなかを走りましたが、問題はありませんでした。
濡れ具合は純正ミラーと特に変わりません。
トンネルでも違和感はありません。
取り付け位置によっては風防の類のスクリーンが当たってミラーがズレるおそれがあります。といっても、それについてはどのミラーにも言えることですが。
あと、私のように他のアクセサリーと共締めする場合はネジが緩みやすくなるので、ワッシャーを噛ませるかアクセサリーの数を減らすしかなさそうです。
とにかくノーマルの状態で走るぶんには問題ありません。
あとは耐久性ですが、また何か起きたらお伝えしたいと思います。
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