アドレス125の純正ミラーのネジ山がつぶれて完全に締まらなくなってしまいました。
そこで取り付けやすそうなミラーを購入して交換しました。
今回は、アドレス125のミラーの取り付けやバイクのミラーのネジについてお伝えします。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
アドレス125のミラーのネジ山がつぶれた
今回のミラー交換についてはYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
こちらが交換前のアドレス125の純正ミラーです。
![アドレス125の左の純正ミラー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-left-genuine-mirror.jpg)
![アドレス125の左の純正ミラー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-left-genuine-mirror.jpg)
2年以上にわたって色々なアクセサリーを共締めしてきて負担がかかったのか、ネジ山がつぶれていました。
![アドレス125の純正ミラーの潰れたネジ山](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-genuine-mirror-crushed-screw-thread.jpg)
![アドレス125の純正ミラーの潰れたネジ山](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-genuine-mirror-crushed-screw-thread.jpg)
これでは危険ということで、Amazonでミラーを購入しました。
「Evermotor」という、おそらく中華メーカーと思われるバイクミラーです。
左右セットで価格は2499円(購入時)。
私は貯まっていたAmazonポイントを全額分使ったので実質タダ。これで使用に耐え得るなら儲けものです。
購入したバイクミラーの開封
これがミラーの外箱で、「MADE IN CHINA」と記されています。
![Evermotorのバイクミラーの梱包](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-Bike-Mirror-Packing.jpg)
![Evermotorのバイクミラーの梱包](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-Bike-Mirror-Packing.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
テープの貼り方が地獄のように汚い。
中身は割れや大きな傷はなく無事でした。
![Evermotorのバイクミラーの内容品](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-bike-mirror-contents.jpg)
![Evermotorのバイクミラーの内容品](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-bike-mirror-contents.jpg)
私が購入したのは「サイズB」で、内容はミラー(10mm正ネジ)とアダプター6個(車両側のネジ径は10mmと8mmの各3個)です。
アダプターの数はAmazonの商品ページのとおりですが、長さがバラバラでした。
しかも10mm正ネジのアダプターのひとつは上の穴の径が8mmでした。他は10mmなのに。
![Eevermotorのバイクミラーのアダプターの穴](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-bike-mirror-adapter-hole.jpg)
![Eevermotorのバイクミラーのアダプターの穴](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/evermotor-bike-mirror-adapter-hole.jpg)
色々とチグハグなうえに造りも雑っぽいので「ちゃんとしたもの」を別途購入しました。
車両側(下)が逆ネジのアダプターです。これを2個購入。
ミラーに付属のアダプターはこのタイプのものが1個しかないので、もともとこれを買うつもりでした。
もちろんサイズも合っています。
![タナックスのバイクミラーのアダプター2個](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tanax-bike-mirror-adapter.jpg)
![タナックスのバイクミラーのアダプター2個](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tanax-bike-mirror-adapter.jpg)
これで道具はそろいました。
アドレス125のネジの組み合わせ
なぜこのようなアダプターを使うのかというと、アドレス125のアダプターはミラー側(上)が逆ネジとなっているからです。
![アドレス125の土台のアダプター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-adapter.jpg)
![アドレス125の土台のアダプター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-adapter.jpg)
今回購入したミラーは正ネジなので、このままでは取り付けることができません。
そこでこのアダプターを間に噛ませるというわけです。
![タナックスのバイクミラーのアダプターのパッケージ](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tanax-bike-mirror-adapter-package.jpg)
![タナックスのバイクミラーのアダプターのパッケージ](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tanax-bike-mirror-adapter-package.jpg)
このアダプターなら上は正ネジ同士でミラーと接続、下は逆ネジ同士でアドレス125のアダプターと接続することができます。
バイクのミラーが逆ネジの理由
「なんで逆ネジなんかにするの? 全部正ネジでいいじゃん」と思われるかもしれませんが(私も思った)、これには安全上ちゃんとした理由があります。
走行中に電柱や地面などに衝突した際に、右ミラーの場合、もし正ネジだったら締まる方向に回ってしまいます(正ネジは右回りで締まるため)。
![正ネジの右ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/positive-thread-right-mirror-collision.jpg)
![正ネジの右ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/positive-thread-right-mirror-collision.jpg)
これでは反発してハンドルを取られたりミラーが折れたりして危険です。
逆ネジにすることで緩む方向に回ります(逆ネジは右回りで緩むため)。
![逆ネジの右ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/reverse-screw-right-mirror-collision.jpg)
![逆ネジの右ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/reverse-screw-right-mirror-collision.jpg)
これにより反発せずミラーが緩むため、衝撃を受け流すことができます。
アドレス125の場合、左ミラーも逆ネジです。
![逆ネジの左ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/reverse-screw-left-mirror-collision.jpg)
![逆ネジの左ミラーの衝突図](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/reverse-screw-left-mirror-collision.jpg)
右ミラーとは逆で、締まる方向に回るので一見危険のようですが、土台のアダプターは正ネジです。
![アドレス125の正ネジのアダプター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-positive-thread-adapter.jpg)
![アドレス125の正ネジのアダプター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-positive-thread-adapter.jpg)
正ネジは左回りで緩むため、衝突しても結局は右ミラー同様に緩む方向に回ります。
不覚にも私は今回を機に初めてこのことに気づきました。
ちなみに最初にこのシステムを取り入れたのはYAMAHAだそうです。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
間違っていたらすみません。
アドレス125の純正ミラーの取り付け方法
ミラー取り付けの前にパーツクリーナーで土台のアダプターを洗浄しました。
![アドレス125のアダプターの洗浄](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/wash-adapter-at-address125.jpg)
![アドレス125のアダプターの洗浄](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/wash-adapter-at-address125.jpg)
14mmのスパナで土台のアダプターを取り付けます。車両側は正ネジなので右回りで締めます。
![アドレス125のアダプターを締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tighten-the-adapter-for-address125.jpg)
![アドレス125のアダプターを締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tighten-the-adapter-for-address125.jpg)
新しいミラーを取り付ける前に、ここでアドレス125の純正ミラー取り付けのおさらいをします。
まずミラーのナットを上げておきます。
![アドレス125のミラーのナットを上げる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/raise-the-nut-on-the-address125-mirror.jpg)
![アドレス125のミラーのナットを上げる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/raise-the-nut-on-the-address125-mirror.jpg)
逆ネジのミラーは左回りで締めます。
![アドレス125の純正ミラーを締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tighten-the-genuine-mirror-of-address125.jpg)
![アドレス125の純正ミラーを締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/tighten-the-genuine-mirror-of-address125.jpg)
ミラーの回りが止まったら、位置を調整してスパナ2本を使いナットを締めます。
![アドレス125の純正ミラーを固く締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/firmly-tighten-the-address125-genuine-mirror.jpg)
![アドレス125の純正ミラーを固く締める](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/firmly-tighten-the-address125-genuine-mirror.jpg)
土台のアダプターを右回り方向で固定しつつ、ナットを左回りで締めます。スパナが交差する感じです。
緩みがないことを確認したら、ゴムキャップをかぶせて完了。
![アドレス125の純正ミラーにゴムキャップをかぶせる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/cover-the-genuine-mirror-of-address125-with-a-rubber-cap.jpg)
![アドレス125の純正ミラーにゴムキャップをかぶせる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/cover-the-genuine-mirror-of-address125-with-a-rubber-cap.jpg)
アドレス125に新しいミラーを取り付ける
私の場合、新しいミラーはアクセサリー類と共締めしました。
![アドレス125の新しいミラーに共締めするアクセサリー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/accessories-to-fasten-together-with-address125-mirrors.jpg)
![アドレス125の新しいミラーに共締めするアクセサリー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/accessories-to-fasten-together-with-address125-mirrors.jpg)
すべてを一つにまとめるとネジの長さが足りず、また位置調整もしづらいので二つに分けます。
まず、ナックルガードと屋根のベースをアダプターと共締めします。
![アドレス125のミラーのアダプターを共締めする](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-mirror-adapter-co-fastening.jpg)
![アドレス125のミラーのアダプターを共締めする](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-mirror-adapter-co-fastening.jpg)
逆ネジのアダプターは左回りで締めます。最後に位置調整するため、ここでは仮締めにしておきます。
次はその上にミラーとクランプバーを共締めします。正ネジのミラーは右回りで締めます。
![アドレス125のミラーとクランプバーを共締め](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/co-tightening-mirrors-at-address-125.jpg)
![アドレス125のミラーとクランプバーを共締め](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/co-tightening-mirrors-at-address-125.jpg)
このミラーは関節部分を曲げられるため、まっすぐ伸ばして取り付けることができます。
純正ミラーの場合、クランプバーに干渉してしまうため、取り付けの際はバーの部分をいったん取り外す必要がありました。
最後にUSB電源やスマホホルダーをクランプバーに取り付け、それぞれ干渉しない位置に調整したら本締めします。
![アドレス125の新しいミラーを取り付けた](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-new-mirror-installation.jpg)
![アドレス125の新しいミラーを取り付けた](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-new-mirror-installation.jpg)
これでミラーの取り付けは完了です。
新しいミラーでの走行
新しいミラーを取り付けたアドレス125をさっそく走らせました。
![新しいミラーを取り付けたアドレス125の走行](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/driving-address125-with-new-mirrors.jpg)
![新しいミラーを取り付けたアドレス125の走行](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/driving-address125-with-new-mirrors.jpg)
最初は違和感があったものの次第に慣れました。
ただ、純正ミラーの鏡面の方が横に長いので視界は狭くなります。それでも視認性については問題ありません。
![アドレス125の新しいミラーの視界](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/new-mirror-view-of-address125.jpg)
![アドレス125の新しいミラーの視界](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/new-mirror-view-of-address125.jpg)
ミラーの関節部分は六角レンチで締めることができるので、緩んでミラーが下がることはなく、揺れて視界がブレることもありませんでした。
ちなみに、ミラーは360度回転することができ、アームはほぼ180度折り曲げることができます。
この前日には雨天のなかを走りましたが、問題はありませんでした。
![雨に濡れたアドレス125の新しいミラー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125s-new-mirror-wet-in-the-rain.jpg)
![雨に濡れたアドレス125の新しいミラー](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125s-new-mirror-wet-in-the-rain.jpg)
濡れ具合は純正ミラーと特に変わりません。
トンネルでも違和感はありません。
![トンネルを走る新ミラーを付けたアドレス125](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-with-new-mirror-running-in-tunnel.jpg)
![トンネルを走る新ミラーを付けたアドレス125](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/11/address125-with-new-mirror-running-in-tunnel.jpg)
取り付け位置によっては風防の類のスクリーンが当たってミラーがズレるおそれがあります。といっても、それについてはどのミラーにも言えることですが。
あと、私のように他のアクセサリーと共締めする場合はネジが緩みやすくなるので、ワッシャーを噛ませるかアクセサリーの数を減らすしかなさそうです。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
とにかくノーマルの状態で走るぶんには問題ありません。
あとは耐久性ですが、また何か起きたらお伝えしたいと思います。
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