先日、原付二種スクーターのアドレス125(DT11A)のスパークプラグを交換しました。
前回のエアクリーナエレメントと同様、走行距離約45000kmにして初の交換となります。
ご自身で交換する際のご参考になれば幸いです。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
NGKのスパークプラグを購入
今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
スズキのメンテナンスノートによると、スパークプラグの点検時期は1年(または距離)とのことです。
私がバイク屋で最後に点検してもらったのが1年4か月前です。
それ以来何も触っていないため、新品に交換することにしました。
購入したのはNGKのプラグです。
アドレス125の標準プラグ「CPR7EA-9」で、以前に装着していたものと同じです。
工具も新調
スパークプラグとともに工具も新調しました。
まずはプラグソケット。サイズは16mmです。
次にソケットレンチセット。
それからトルクレンチです。
アドレス125のスパークプラグの締め付けトルク「11N・m」に設定できるものを選びました。
差込角はいずれも9.5mmなので互換性があります。
それぞれの使い方は動画をご参照ください。
また、今回他に必要な工具はプラスドライバーと5mmの六角レンチとなります。
シート類を取り外す
最初にシート類を取り外します。
アドレス125のサービスマニュアルによると、ヘルメットボックスを取り外せばいいようです。
ですが、私はこれらの作業も初めてなので、後学のためにその下のフロントフレームカバーも外しました。
その辺は各自のお好みで…
まず、ネジとヒンジプレートを外してシートを取り外します。
次に前部4か所のネジと後部2か所のボルトを外してヘルメットボックスを取り外します。
最後に下部2か所のファスナを外してフロントフレームカバーを取り外します。
スパークプラグを取り外す
丸裸になったシート下。結果的にはこの状態が作業しやすいと思いました。
上図赤丸部のスパークプラグキャップを外します。
これは手で外すことができますが、その手前にあるフレームが邪魔でやりづらい。
次にスパークプラグにプラグソケットを挿し込んでレンチを装着します。
上図のように上から行うとやりやすいかと思います。
レンチを反時計回りで回してゆるめたら、あとは手で回してソケットごと外します。
45000kmに耐えたスパークプラグ(下図右)。
真っ黒に焼け焦げてはいないものの、さすがに汚い。
アドレス125のサービスマニュアルによると「スパークプラグギャップ」は標準値が0.8~0.9mmとのことです。
もうこれは電極が摩耗して値しないため、やはり新品に交換することにしました。
また、スパークプラグが焼け気味の場合は冷え型に、くすぶっている場合は焼け型に交換すればいいそうです。
スパークプラグの熱価 | |||
焼け型プラグ | 標準プラグ | 冷え型プラグ | |
NGK | CPR6EA-9 | CPR7EA-9 | CPR8EA-9 |
DENSO | U20EPR9 | U22EPR9 | U24EPR9 |
といっても私には判別し難いため、前述のように標準プラグを選びました。
スパークプラグを取り付ける
今度はプラグソケットに挿入した新しいスパークプラグを手で回して取り付けます。
手で回せなくなったら、前述の11N・mに設定したトルクレンチを装着します。
時計回りで締めていくと「カクッ」という音と感触がして、それ以上回らなくなります。
規定の11N・mで締め付けることができました。
トルクレンチとプラグソケットを外したら、スパークプラグキャップを取り付けます。
試しにエンジンをオンにすると無事かかりました。
最後にシート類を取り付けたら作業完了です。
交換前後のエンジンの比較
その後も問題なく走行することができています。
といっても前回のエアクリーナエレメントと同様、明確な変化は感じません。
多少エンジンのかかりが良くなったような気がしますが、こっそり交換されたら私は気づかないと思います。
とにかく無事交換することができました。
今後、何か変化があればお伝えしたいと思います。
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