前回は酒をやめるメリットと断酒の方法を述べました。
私は断酒とともにダイエットも始めたところ、半年で5㎏ほど痩せることができました。
今回は痩せるメリットとダイエットの方法をお伝えします。
無理なく痩せたいという方のご参考になれば幸いです。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
デブから学ぶ教訓
今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
まず2つの海外作品を引用して、デブから学ぶ教訓を述べたいと思います。
ひとつは『プリズン・ブレイク』という海外ドラマです。
確か最初の脱獄の際に、1人デブの囚人だけが脱獄用の綱からズダーンと落ちて看守に捕まる、というシーンがありました。



私はそれを見て1人で大笑いしたことがあります。
もうひとつは、スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』という映画です。
これもデブの訓練兵がノロマで、同僚の足を引っ張ります。
そして兵舎で寝ているときに、たまりかねた同僚たちから、確か石鹸をタオルか何かで包んだ物で次々に殴られる、というシーンがありました。



私はそれを見てやはり1人で大笑いしたことがあります。
これらの名作からわかることは、太っているといざというときに命取りになるということです。
特に「脱獄」や「戦争」といった重大な局面で、自滅するだけではなく他人も巻き添えにするおそれがあります。
ということで、以前から腹のゼイ肉が気になっていた私は、断酒のついでにダイエットもしようと思った次第です。
痩せるメリット


痩せるメリットは前回述べた断酒のメリットと通じるものがあります。
断酒とダイエットを両立すれば、相乗効果でより高い効果が望めるはずです。
メリット1:健康に良い
メリットの1つ目は「健康に良い」ということです。
肥満は万病の元で、病気やケガが列をなして待ち構えることになります。
脳梗塞・心筋梗塞・睡眠時無呼吸症候群・膝や股関節の故障・骨折・腎臓病・癌・糖尿病・失明・四肢切断などです。



これらを上回るデブのメリットはないはずです。
適正な体重を保つのが健康に欠かせないことかと思います。
「でも、ちょっと太っている方が寿命が長い」とか「歳を取ったらもう好きに飲み食いすればいい」とか、そういう言い訳に逃げないのが、まずメンタル的に大事です。
同窓会で自分の体の不調だの持病だのを言い合って盛り上がるということが往々にしてあります。
私はそういう愚痴が当たり前みたいになるのが厭なので、デブにはならないよう心がけています。
といっても、私は一度も「同窓会」というものには行ったことはなく、おそらく死ぬまで行くことはありません。
そういう聞きたくもない愚痴を言ってくる相手がいないというのは精神衛生上いいので、私と同じような人は何も「孤独だ」といって悲観することはありません。
メリット2:モテる
メリットの2つ目は「モテる」ということです。
「ハゲていない」「太っていない」というだけで人の見る目が違います。
私のハゲの経歴については以前の記事をご参照ください。
狩猟や農耕の時代は太っていることが富と権力の象徴で、性的なアピールになっていたはずです。
しかし、貨幣経済の食うに困らない現在は、貧富に関係なく太っていることは単に「自己管理のできないだらしないデブ」として見られてしまいます。
ローランド様曰く「デブは甘え。普通に生きていたら太らない」とのことです。
私はまったくモテず、そういうことを言う年齢でもありませんが、かといって当たり前のように腹が出るのは避けたい。
『スタート・ミー・アップ』の時のミック・ジャガーのようにスリムでいたいと思っています。
メリット3:災害時に逃げやすくなる
メリットの3つ目は「災害時に逃げやすくなる」ことです。



これも前回の断酒のメリットと同じです。
平和な日本でも南海トラフ地震という災害が起きると言われています。
太っている人と痩せている人とでは、生き残る確率に差が出ます。
太っていると、逃げ遅れて倒壊した建物の下敷きになったり、津波に飲まれたり、といった具合です。
当然、災害だけではなく、前述のようにデブは命綱からズダーンと落ちたり、足手まといになって他人も巻き添えにする可能性が高くなります。
防災グッズを揃えるだけではなく、「酒をやめる」「痩せる」というのも有効な防災になるはずです。
メリット4:お金の節約になる
メリットの4つ目は「お金の節約になる」ことです。
当然、太っている方が食費や医療費がかかってしまいます。
安いからといって半額弁当を大量に買ったり、痩せようとしてダイエット飲料をガブ飲みしたりしてかえって浪費したあげく病気になる、といった具合です。
またデブは車やバイクにも負担がかかるので、その分ガソリンなどを消耗しやすくなります。
とにかく、健康だけはなく経済的にも痩せた方がいい、ということです。
ダイエットの方法
私が行ったダイエット方法は「毎日体重と食事内容をメモする」ことです。



「レコーディング・ダイエット」の真似ごとです。
岡田斗司夫氏の『いつまでもデブと思うなよ』という本に記されている方法です。
食事内容とともにカロリーもメモして目安の量を上回らないようにします。
といっても、私はカロリー計算はしていません。食事と体重をメモしていただけです。



しかも昼食と間食だけをメモしました。
私はパソコンでエクセルに入力しています。


また、面倒臭いので朝と夜は何を食べてもいいということにして無視しました。
最初の頃は昼にカップ麺だのカツ丼だのを食べていたせいか体重は変わりませんでした。
別腹でバクバクと食べているとチリも積もればで太りやすくなるので、特に間食は何を食べたか全部メモした方がいいと思います。
そんな感じで簡単ながらメモしていくと、「ああ、これじゃ太るわ…」とわかってきて自然と節制するようになりました。
たとえば、私は昼に回転寿司屋で寿司とラーメンをバクバク食べたことがあるのですが、翌日体重を測ったらやはり0.5㎏増えていました。



そりゃこんなに食べたら太るよな…
と反省することができます。
あと、エクセルを開いていちいち入力するのも面倒なので、やがて無駄に変な物を食べるのを控えるようになります。
そんなこんなで、今では昼食はあまり食べずに1日2食みたいな感じになっています。
このやり方のいいところは、非常に簡単で、他にこれといったことはしなくていい、ということです。
私は極端な断食や糖質制限・ジム通い・激しい運動・筋トレなどはしていませんでした。
無理はしていないので、ドカ食いしたいという欲求もリバウンドの気配も今のところありません。
なので、個人的には持続性と効果はあると実感しています。
あとは前回述べた断酒と同じで、SNSやYouTubeで自分の状態を発信するのもいいかと思います。
そうして記録しつつ発信もしていけば、モチベーションの維持にもなるはずです。
ビフォーアフター
ダイエットを始めたのが、昨年2024年の9月5日のことです。
私は身長が167cmで、当時の体重は61.2㎏でした。


BMIは21.94でほぼ適正体重のようですが、腹だけが出ているという「餓鬼」みたいな体型でした。
おそらく筋肉に比べて腹の脂肪が多かったので、このような見せかけの適正体重になっていたと思われます。
そしてその7か月後の2025年4月5日では55.1㎏でした。


半年で5㎏減ったと述べましたが、正確には7か月で6キロほど減ったことになります。
画像を見比べると腹の脂肪は減っているかと思います。
自分でも腹回りがスッキリして、腹筋がちょっと浮き出てきた感じがします。
今後の展望


今後は体重を維持しつつ、脂肪を減らして筋肉をつけていきたいと思っています。
なので筋トレも取り入れて、体脂肪率だのPFCバランスだのも意識していくつもりです。



夏までにはもっと体を絞りたい。
そのときの状態はまた機会があればお伝えする予定です。
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