副業や個人で稼ぐ方法として「ブログ」と「YouTube」が浮かぶかと思います。
ブログとYouTube、どっちから始めたらいいんだろう?
と、迷っている方も多いのではないでしょうか。
私はどちらも「稼いでいる」というレベルではありませんが、わずからながら収益を得たことがある身として、ブログとYouTubeを比較してみます。
興味のある方から始めればいいんじゃないでしょうか。
と個人的には思いますが、以下整理するのでご参考になれば幸いです。
YouTubeの実態と収益
まずYouTubeですが、私は「小石健のストレイ・キャット・チャンネル」というチャンネルをひとつ運営しています。
以下このチャンネルの実態と収益をお伝えするよ。
YouTubeの収益化までの道のり
といっても「運営」といえるほどの規模ではなく、「まぁYouTubeでもやってみるか」という軽いノリで始めました。
企画・台本・撮影・編集・投稿…とすべての作業は私ひとりで行っています。
YouTubeの収益化の主な条件は以下のとおりです(記事投稿時点)。
- 直近12か月間の総再生時間4000時間以上
- チャンネル登録者数1000人以上
このうえでYouTubeの審査に受かる必要があります。
私は審査は一発で通ったのですが、チャンネル登録者1000人の条件が特に厳しいと感じました。
結局、収益化するのに、最初の動画の投稿から約1年8か月もかかりました。
いろいろありましたが、要するに地獄です。
無名の素人にはかなりハードかと思います。
YouTubeの収益
YouTubeの動画でも述べましたが、私の初月の収益は7438円です。
YouTubeでは「チャンネル登録者数×10円」が月の収益とよく言われます。
ですが当然、何もせずに一定の収益が発生し続けるわけではありません。
収益はチャンネル登録者数ではなく「動画の再生回数×広告単価」で計算されます。
どんなYouTuberでも、放っておくと再生回数というのはどんどん目減りしていきます。
収益を維持するには動画を投稿し続けなければなりません。
これがけっこうキツい…
YouTubeは「ストック型の資産」と言われますが、私のような新米YouTuberにとっては、そのような実感はまったくありません。
YouTubeは動画編集がしんどい
YouTuberに対して世間では「楽して稼ぎやがって」とか「不労所得者」とかいう見方があるかと思いますが、いざ自分がやってみると、まったくそんなことはありませんでした。
ただの労働です。
特に動画編集がしんどい…
「テキトーに好きなことやってりゃ稼げるんでしょ」と安易に臨むと、ほぼ間違いなく挫折するかと思います。
まず撮影しないことには何も始まりません。当然そのまま「撮って出し」の動画を投稿するのはNGで、編集作業をする必要があります。
動画素材の切り取りやテロップ入れ・音声のチェック等、やることはけっこう多く、かなり大変です。
その挙句に「編集に3日もかけた動画が全然再生されない」なんてこともザラです。このときの絶望感は味わった人にしかわからないでしょう。
しばらくそんな状態が続いたところで、心がポキっと折れてやめていく人が大半かと思います。
収益化するまでのYouTubeの感想とコツ
約2年間YouTubeをやってきて感じたのは、やはり収益化までの道のりは果てしなく遠い、ということです。
芸能人やアイドルといった有名人なら、チャンネルを開設した時点で何十万人に登録される、ということも有り得ますが、私のようになんのスキルもない無名の素人にとっては前途多難です。
地獄の労働です…
そこで大事だと思ったのは「継続」です。というかこれに尽きます。
逆に言えば、継続さえすれば意外にどうにかなります。
確かに大変ではありますが、幸いなことに私は楽しんでYouTubeを続けることができているので、苦痛だと思ったことはありません。
クソどうでもいい動画を撮る根性だけは感心する。
というコメントをもらったことがありますが、私は今まで根性で撮影したことは一度もありません。
いつも「次は何しようかな」と楽しんで動画の企画を考えています。
なので「楽しんで継続する」というマインドが必要だと感じました。
それ以外の細かなスキルなどは枝葉末節です。
もちろん収益のためには、少しずつ改善しながら動画の質を上げていくことが大切ではあります。
改善しながら楽しんで継続する、ということだね。
ブログの実態と収益
一方のブログですが、私は8年ほど大した目的もなくダラダラと書き続けていました(うち2年ほど休止)。
一時期はWordPressに移行しましたが、ほとんどは無料ブログです。
その間の実態と収益をお伝えするよ。
ブログの収益化までの道のり
ブログで収益を得る手段は、主にGoogleアドセンスやASPの広告があります。
詳細は別の記事で述べますが、それらのサービスに申請して承認されるには、YouTubeほどの厳しい条件はありません。
私の以前のブログは1日10PVほどしかありませんでしたが、それでもGoogleアドセンスやAmazonアソシエイト、またA8.netなど広告サービスの承認を得て広告を貼ることができました。
「収益化」するだけなら、誰でもできるといっていいでしょう。
独自ドメインのブログなら問題ありません。
ブログの収益
ブログの収益化はカンタンですが、だからといってすぐに稼げるわけでないのはYouTubeと同じです。
私が8年間のブログで得た収益は約6千円です。
YouTubeの初月の収益より少ない…
早いうちに収益化の体制はできたものの、PVが少ないため当然広告料も少ないままでした。
1年あたり750円の収益…
ブログも収益を伸ばすのは大変
YouTubeの場合、収益化の条件をクリアした段階でチャンネル登録者は1000人います。
そこに至るまでは大変ですが、一度収益化すればある程度の再生数は稼ぐことができるため収益も見込みやすい。
またその時点で動画編集などのコツもつかんでいるので、少なくとも初期のような「3日間で再生数1ケタ」みたいな惨状にはなりにくい。
一方でブログは収益化の条件がないに等しいので、泥沼にハマるとまったく稼げないただのメモ帳と化す可能性が高くなります。
ブログは机上のパソコンで全部済むことが多いので、撮影を伴うYouTubeに比べると少しは楽かもしれません。
しかし、だからといって記事を量産しまくれば絶対に稼げるというものではありません。
ある程度の戦略と質が必要なのはYouTubeと同じです。
作業は楽だからといって稼ぐのも楽というわけではありません…
私のブログの収益については、YouTube以上に実績がないので説得力がありませんが、やはりブログも収益を伸ばすのは大変、ということは間違いありません。
ブログもYouTubeもやることは同じ
ということで、ブログとYouTubeを両方体験したなかで感じたのは、「どっちもやることは同じ」ということです。
収益を伸ばすには、どちらも「PV数(再生回数)を上げて広告料を稼ぐ」というシンプルな構造になっているからです。
また、収益化の条件や難易度は違いますが、収益を伸ばすという点ではどちらも大変です。
いずれにせよ「継続」が大きなカギとなります。それには「楽しむ」のが不可欠ではないかと思うに至りました。
ただ、人には当然「向き不向き」や「好き嫌い」があります。
以上のことを踏まえて、興味を持てそうな方、続きそうな方から始めてみればいいのではないでしょうか。
こればかりはやってみないとわかりません。
文章を書くのは苦痛だけど、動画の撮影や編集は楽しい。
という人はYouTubeに向いているかもしれませんし、その逆の人はブログに向いているかもしれません。
ちなみに私は両方とも好きです。
ブログとYouTubeを比較した結果
以上、ブログとYouTubeの比較をまとめます。
まずYouTube。
- 収益化の条件が厳しい。
- 収益化できたらある程度収益が見込める。
- 撮影や動画編集の作業が大変。
続いてブログ。
- 収益化の条件がゆるい。
- 収益化自体はできてもまったく稼げないおそれがある。
- 作業は机上のパソコンのみで終わることが多い。
要するに、稼ぐにはどちらも大変ということです。
少なくとも「ラクして稼げる」なんてことはありません。
あと、ブログとYouTubeどちらも共通して言えるのは、「参入障壁がおそろしく低い」ことです。
要は「簡単に始められる」ということで、前述のように興味のある方をやってみればいいかと思います。
また資金面や社会面でのリスクも少ないので、失敗しても立ち直れないほどのダメージを受けることはありません。
ブログがダメだったらYouTubeをやればいいし、YouTubeもダメだったらやっぱりブログに戻ることもできます。私もWordPress出戻り組です。
その点では、ツイッターもインスタグラムも同じで、「個人が情報を発信して収益を得る」にはチャンスはたくさんあるということです。
私はYouTubeはひとまず収益化することができたので、今後ブログの方も本腰を入れて取り組んでいきます。
PV数や収益もできる限りお伝えして、初心者の方のお役に立てればと思っています。
当ブログの今後の推移をお楽しみください。
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