前回はAV仕様のファミコンを掃除して、臭い除去のため段ボール箱に重曹と密閉しました。
今回は、そのファミコンをパソコンのモニターに接続してプレイしたときの模様をお伝えします。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
ファミコン開封
今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
重曹との密閉からちょうど2週間後に開封。
![ファミコンを入れた段ボール箱を開封](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/opening-the-cardboard-box-containing-the-famicom.jpg)
![ファミコンを入れた段ボール箱を開封](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/opening-the-cardboard-box-containing-the-famicom.jpg)
前回の掃除でコントローラーの臭いはとれたものの、本体上面がまだ若干臭っていました。
開封後臭いを嗅いだところ、まだかすかに臭います。
これはファミコン本来の臭いだと思うことにしました。
とにかくプレイに支障はないのでさっそく接続します。
接続する機器
![iiyamaのモニター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/iiyama-monitor.jpg)
![iiyamaのモニター](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/iiyama-monitor.jpg)
ファミコンを接続するのはiiyamaのモニターです。
型番は「XUB2390HS-B2」で、23インチのフルHD。2016年に購入したものです。
AV化ファミコンのコンポジットケーブルは接続できないため、この変換器を中継します。
AREA(エアリア)の「UP EMPIRE CLIMAX(アップエンパイア・クライマックス)」です。
これは「アップスキャンコンバーター」といって、コンポジット信号をHDMIに変換するものです。
HDMIをコンポジットに変換する「ダウンスキャンコンバーター」もあるので、購入の際は注意が必要です。
接続
UP EMPIRE CLIMAXの詳細な機能や設定については別の機会に譲るとして、接続の略図は以下となります。
AV化ファミコン
<コンポジットケーブル>
出力
↓
入力
UP EMPIRE CLIMAX
<HDMIケーブル>
出力
↓
入力
モニター
すべて机上に収まるため、配線の長さは余ります。
![ファミコンとアップスキャンコンバーターを接続](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-famicom-and-upscan-converter.jpg)
![ファミコンとアップスキャンコンバーターを接続](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-famicom-and-upscan-converter.jpg)
私の場合、モニターとパソコンはDVIケーブルにて接続しています。
理屈ではこれでパソコンとゲームの画面を切り替えることができるはず。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
ゲームの途中で攻略サイトを参照するという具合です。
実際にプレイする
![iiyamaのモニターのボタンを操作する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/operating-the-buttons-on-the-iiyama-monitor.jpg)
![iiyamaのモニターのボタンを操作する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/operating-the-buttons-on-the-iiyama-monitor.jpg)
最初はファミコンの画面を映すのに戸惑いましたが、モニターのボタンを色々いじったところ上手くいきました。
コンバーターの電源を入れたあと、モニターをHDMIの方に切り替えてファミコンの電源を入れます。
![ファミコンの電源を入れる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/turn-on-the-famicom.jpg)
![ファミコンの電源を入れる](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/turn-on-the-famicom.jpg)
無事映りました。言わずと知れた「スーパーマリオブラザーズ」です。
![モニターに映ったスーパーマリオブラザーズ](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/super-mario-bros-on-the-monitor.jpg)
![モニターに映ったスーパーマリオブラザーズ](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/super-mario-bros-on-the-monitor.jpg)
前掲の動画にて、パソコンの画面に切り替えるにはコンバーターとファミコンの電源を切らなければならないと言いましたが、その必要はありません。
画質について
使用方法は分かったものの、画質についてはイマイチな点がありました。
肝心のマリオの輪郭がギザギザした感じで、青色の背景の白い文字もチョークで描いたように滲んで見えます。
といっても、その他はおおむね良好で、縦縞のノイズもなくプレイに支障をきたすようなことはありません。
また、詳しくは動画をご覧いただきたいのですが、ソフトによって違いもあるようです。
「マリオ3」では輪郭のギザギザした感じはなく、見た目は快適にプレイできました。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
この辺の原理はナゾですが…
結果としては、特別キレイではないもののプレイに支障をきたすほどではない、というものでした。
遅延について
マリオ以外のソフトも問題なくプレイできましたが、微妙に入力遅延を感じました。
入力遅延とは、ボタンを押したあとキャラが動くまでのタイムラグのことで、その差が大きいと快適にプレイすることができなくなります。
RPGやシミュレーションゲームならそれほどではありませんが、アクションゲームだと気になる点です。
今回は、マリオが障害物のフチのギリギリでジャンプする際に遅延を感じました。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
ジャンプしたと思ったら落下した…
という感じで、一度気になったら尾を引きます。
この遅延はコンバーターなどを中継すると、どうしても発生してしまうもののようです。
音声について
音声はモノラルですが、問題なく聞くことができました。
音声機器を接続していない場合は、モニターのスピーカーから音が出ます。
次に外部スピーカーをコンバーターの音声出力に接続。ちゃんと音が出ました。
![アップスキャンコンバーターにスピーカーを接続する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-speakers-to-the-upscan-converter.jpg)
![アップスキャンコンバーターにスピーカーを接続する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-speakers-to-the-upscan-converter.jpg)
同様にヘッドホンでも聞くことができます。
![アップスキャンコンバーターにヘッドホンを接続する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-headphones-to-the-upscan-converter.jpg)
![アップスキャンコンバーターにヘッドホンを接続する](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-headphones-to-the-upscan-converter.jpg)
低品質の互換機だと音が抜けたり音程がズレたりしてしまうそうですが、さすが実機ということで、いずれを介してもそういった支障はありませんでした。
モニターのみでプレイできるか
![モニターにファミコンのみを接続](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-only-the-famicom-to-the-monitor.jpg)
![モニターにファミコンのみを接続](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2024/01/connect-only-the-famicom-to-the-monitor.jpg)
最後にパソコンに接続していたDVIケーブルを抜いて、モニターのみでファミコンをプレイすることができるか試しました。
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
![](https://koishiken.com/wp-content/uploads/2022/07/koishiken-150x150.jpg)
無知ゆえ念のためにです。
当然というか、問題なく映りました。画質や音声も変わりません。
色々ありましたが、とにかく一応は問題なく接続することができ安心しました。
少し気になる画質と入力遅延は今後の課題とすることにします。
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