この前、私にとって初めてのシステムヘルメットを購入しました。
YAMAHAの「YJ-21 ZENITH」です。
ついでに、シールドの曇りを防止する曇り止めシートも装着しました。
今回はこれらの機能や使い勝手などをお伝えします。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
YAMAHA YJ-21 ZENITH購入
今回の内容についてはYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
サイズは、S・M・L・XLの中からLを選びました。
各サイズの頭囲は以下のとおりです。
サイズ | 頭囲 |
---|---|
S | 55cm~56cm |
M | 57cm~58cm |
L | 58cm~59cm |
XL | 60cm~61cm |
色はパールホワイトにしました。他にグレー・メタルブラック・セミフラットブラックがあるようです。
以前購入したHONDAの「FH1B」がブルー、OGKカブトの「エアロブレード5」がブラックで、それぞれ違った色にしようということで今回はホワイトを選びました。
価格は公式サイトによると33000円(税込)のようです(当記事投稿時点)。
購入時はAmazonではブラックフライデーの最中で20963円でしたが、楽天のショップの方が安く17878円で購入しました。
おまけに楽天ポイントが486p付いたので実質17392円です。
システムヘルメットとは
フルフェイスヘルメットと見た目は似ていますが、何が違うかというと、マウスガードが開閉できるという点です。
顔面を出せるのでヘルメットを脱がなくても水を飲んだり鼻を拭ったりすることができます。
やはりこれは便利です。
特に私はメガネをかけているので、いちいちヘルメットを脱がなくてもいい、というのはありがたい。
たとえば水を飲む際は、フルフェイスだとまずメガネを外してメガネをどこかに置いて、それからヘルメットを脱がなければならず、二度手間三度手間となります。
それがシステムヘルメットならマウスガードを上げるだけで済みます。
そして用が済んだらまた下げます。
Uber Eats の配達でも使える
また私はUber Eats(ウーバーイーツ)の配達もしています。
フルフェイスヘルメットをかぶったままの強盗ルックでは、店員や注文者に怪しまれるおそれがあります。
ですが、配達のたびにヘルメットを脱ぐというのは煩わしい上に時間もかかってしまいます。
システムヘルメットなら顔面を出せるので、脱ぐ必要はなくなると思いました。
実際にYJ-21 ZENITHをかぶって数日配達してみましたが、マウスガードを上げた状態で人と対面しても何も言われませんでした。
バイクで配達をしていて、「フルフェイスは厭だけど半ヘルやジェットヘルメットでは安全上ちょっと不安」という方はシステムヘルメットの着用を検討するのもいいかもしれません。
YJ-21 ZENITH開封
私の場合はこのような梱包で送られてきました。
本体以外の付属品は以下のとおりです。
- チンガード
- ノーズガード
- 取扱説明書
- 収納袋
シールドとインナーサンバイザーにはシールが貼られていました。
これらはキレイに剥がすことができます。
機能と使い方
ベンチレーション
ベンチレーションは上下2か所あります。
開閉は「開」と「閉」のみの1段階となります。
パーツがそれぞれ大きいので迷うことなく操作できます。
シールド
シールドはUVカットです。ツマミを持って開閉します。
左右両側にツマミが付いているので、どちらの手でも操作することができます。
シールドを外すには、シールドを全開にしてレバーを下げるだけです。
反対側も同様にすれば簡単に外れます。
取り付けるには、シールドの2か所のツメをベースの穴に合わせて押し込みます。
反対側も同様にすれば簡単に取り付けられます。
インナーサンバイザー
インナーサンバイザーのレバーは左手側に付いています。
レバーをスライドさせて上げ下げします。これも片手で操作できます。
インナーサンバイザーも取り外すことができます。
一番下まで下げたサンバイザーの根元を持ち、片方ずつゆっくり引き抜きます。
取り付けるには、サンバイザーのフックをヘルメットのホルダーに片方ずつ差し込みます。
マウスガード
マウスガードを開けるには、赤いレバーを引き上げて固定されるまで持ち上げます。
閉めるには、カチっと音がするまでマウスガードを引き下げるだけです。
あごひも
あごひもはワンタッチバックルで、簡単に着脱できます。
カバーも付いています。
内装
内装はスナップで着脱します。
耳側にはインカムのスピーカーホールと配線を通すミゾがあります。
構造は左右同じようです。
といっても、私は誰とも話さないのでこれは今のところ必要ありません。
また、取り外した内装は洗濯可能です。
ノーズガード
ノーズガードは鼻息がかかってシールドが曇らないための物です。
取り付けは簡単で、ツメをヘルメットの窪みにはめ込みます。
チンガード
チンガードは風の巻き込みを防ぐ物で、これも取り付けは簡単です。
ヘルメットとチンガード双方のマジックテープを合わせて留めるだけです。
ちなみに、ノーズガードとチンガードは少し煩わしいので私は使っていません。
重量
半ヘル・ジェット式・フルフェイスとの重さを比較します。
半ヘル | 580g |
ジェット式 (HONDA FH1B) | 1020g |
フルフェイス (OGKカブト エアロブレード5) | 1430g |
YJ-21 ZENITHは1805gでした。
ノーズガードとチンガードは無しの状態で量りましたが、ダントツで重い。
システムヘルメットは便利な反面、重いのが最大のデメリットです。手に持っただけで明らかに他より重いと分かります。
以前はフルフェイスを重いと思っていたのですが、システムヘルメットをかぶったあとでは軽く感じるくらいです。
長時間のツーリングや、Uber Eats などの配達なら半日以上の稼働だとかなり疲れると思います。
私は先日の配達で、店内でこれをかぶって商品を待っている間うつむいてスマホを見ていたのですが、頭と首が疲れました。
ちょっと気持ち悪くなりました。
着用
YJ-21 ZENITHの内装にはメガネ用スリットがあります。
スリットのおかげでメガネをかけたり外したりするのも苦ではありません。
サイズは過不足なくフィットしました。
ただ、私には多少チークパッドが硬く感じられます。長時間かぶっていると少し痛くなります。
これは個人差がありそうですが。
マウスガードを上げるとこんな感じです。
マスクをしたままでも着用できます。これでUber Eats の配達も大丈夫。
ですが、上にあげたマウスガードは見えないため、慣れないうちは不用意に物に近づくと接触する危険があります。
私は配達で、商品をお渡しの際に二度ほどドアにマウスガードをぶつけてしまいました。
幸いに低評価は付きませんでしたが。
インナーサンバイザーはメガネをかけたままでも上げ下げできます。
GoProのマウント
現在私はGoProのマウントはこれらを使っています。
これらをジョイントでつないでYJ-21 ZENITHに装着すると下図のようになります。
アゴのベンチレーションはそれほど出っ張っていないので、マウントはグラつかず安定します。
ただしマジックテープを巻いて装着するため、その部分に当たるノーズガードとチンガードは取り付けることができません。
マウスガードのレバーとマジックテープが干渉しないか少し心配でしたが、ギリギリ大丈夫です。
問題なくマウスガードは開閉できます。
ちなみにGoPro HERO9を装着した総重量は2165gでした。
ちょっとした首の鍛錬になります。
曇り止めシート装着
シールドは小雨の中を走ったところ、あっという間に曇ってしまいました。
ノーズガードを装着しても私には効果は感じられませんでした。
なので、別売りのこの曇り止めシートを購入しました。
これは純正品ではありませんが、AmazonのレビューをみるとYJ-21 ZENITHにも合うようです。
曇り止めシートは、シールドに貼ることでシールドとの間に空気の層を設けて曇りを防ぐものです。
ただし守備範囲外のメガネは当然曇ります。
メガネライダーの場合、これだけでは完全に曇りを抑制することはできませんが、ないよりあった方がもちろんいいので私は取り付けました。
説明書に従えば取り付けは難しくはありません。
ただ、シールドの汚れやホコリを取り除くのは面倒なので、曇り止めシートはヘルメットを購入してすぐのキレイな状態で取り付けた方がいいかと思います。
アドレス125への収納
わが愛車アドレス125のシート下には入りませんでした。
ヘルメットを上下前後逆にしても横にしても無理です。
ヘルメットホルダーに引っかけることはできます。
GIVIのリアボックス(容量35L)には入ります。
高さはギリギリでしたが横のスペースは余裕です。
実走
YJ-21 ZENITHをかぶってアドレス125を走らせました。このときの気温は5℃。
曇り止めシートのおかげでシールドは曇りません。裸眼のかたはこれで曇りの心配はなくなるはずです。
メガネはやはり曇りますが…
メガネの曇りはシールドを少し開ければすぐに晴れます。晴天ならちょくちょく開ければさほど問題はありません。
個人差はあるでしょうが、風切り音は特に気になりませんでした。曇らなければ視界も良好です。
その他の機能も不便に感じることはありません。今のところYJ-21 ZENITHを選んでよかったと思っています。
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