以前、アドレス125(DT11A)のヘッドライトの交換やUSB電源の取り付けをしたいと思い、予習として初めてカウルを外してヘッドの中を覗いてみました。
今回はそれらの手順やヘッドの中身の模様をお伝えします。
色々なアングルから撮影しているので、何かの作業を行う際のご参考になれば幸いです。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
ヘッドのカウルを外す
今回の内容についてはYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
ヘッドのカウルを外す前にミラー類を外します。
ミラーの着脱には14mmのスパナ2本を使います。
詳細は下の記事をご参照ください。
クランプバーを共締めしている場合は、バーの部分を外しておくと作業が楽になります。
ちなみにクランプバーは下の物を使用しています。
パーツの組み合わせやヘッド内の配線位置を忘れるおそれがあるため、以降は各作業ごとに撮影して以前の状態を確認できるようにした方がいいかもしれません。
まず、メーター下の6つのネジをプラスドライバーで外します。
上4つと下2つのネジの長さは違うので要注意です。
ネジを入れる小物入れがあると便利です。
カウルには複数のツメがあり、ヘッドにはまっています。
そのため1か所から無理にこじ開けようとすると割れるおそれがあるため、両端のツメをそれぞれ手でゆっくり押し上げて外します。
両端のツメを外すと、惰性で全体も外れます。
力を入れすぎると「バコッ」という感じで勢いよくカウルが外れるため、落とさないように気をつけます。
カウルのツメの位置は下図のとおりです。
カウルを外したヘッドの外観
カウルを外したヘッドの上からのアングルです。
左ハンドル側。
右ハンドル側。
ブレーキフルードの交換は下の記事をご参照ください。
下側。
ヘッドライト部分を外す
次にヘッドライト部分を外します。
3つのネジをプラスドライバーで外します。
ヘッドライト部分を持ち、上下に動かしながらゆっくりと前方にずらします。
強引に引っ張るとライトの配線が千切れるおそれがあります。
ヘッドライトのコネクタとポジションランプを外します。
それぞれ配線ではなくコネクタを持って引き抜きます。
私は残るヘッドライトを両手で外したため、ヘッドライト部分を落としてしまいました。
ライトを外す際はヘッドライト部分を片手で持っておく必要があります。
とにかくこれでヘッドライト部分は外れます。
ヘッドライト部分の外観
幸いヘッドライト部分は割れていませんでした。
裏側はこんな感じです。
ポジションランプやヘッドライトの交換は下の記事をご参照ください。
ヘッドの中身
ヘッドの中身があらわになりました。
メーター側の各種ランプは下図の赤枠に配置されています。
- メーターランプ
- (上)ターンシグナルインジケータ
(中)エンジン警告灯
(下)ハイビームインジケータ
ブレーキスイッチは右ハンドル側にあります。
ブレーキスイッチの端子に割り込ませるタイプのUSB電源はここに接続します。
USB電源の取り付けは下の記事をご参照ください。
他にも色々な配線やパーツがありますが、素人がいじるのはこれくらいかと思います。
元に戻す
今回は中身の確認だけなので、何もいじらず元に戻します。
ポジションランプとヘッドライトのコネクタを接続したら点灯するか一応確認します。
配線を挟んでいないか注意しながらヘッドライト部分のネジ穴を合わせます。
ガタつきやつなぎ目の隙間がないことを確認して、下図の4つのネジを先に締めます。
ヘッドの3つのネジを締めます。
カウルをはめたらメーター下の2つのネジを締めます。
カウルは手で押し込めば簡単にはまります。
最後にミラー類を装着して完了です。
特に難しいことはなく、一度行えば感覚はつかめるはずなので、以降の作業がはかどるかと思います。
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