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アドレス125のフロントブレーキパッドを交換した【DT11A】

アドレス125のフロントブレーキパッド
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前回、原付二種スクーターのアドレス125(DT11A)のブレーキディスクを交換しました。

それとともにブレーキパッドも交換しました。

今回はその模様をお伝えします。

小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら

目次

ブレーキパッドを取り外す

今回の内容はYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。

今回はキャリパのピストンやシールもバラすので、まずハンドルカバーを取り外します。

ハンドルカバーの脱着は下の記事をご参照ください。

マスターシリンダー周りをタオルなどで養生します。

アドレス125のシリンダーと蓋

作業中は都度キャップを外してブレーキフルードの量を確認します。

キャリパのブレーキパッドマウンティングピンを外します。

アドレス125のブレーキパッドマウンティングピン

キャリパの外し方は前回記事をご参照ください。

キャリパの以下のパーツを取り外します。

アドレス125のキャリパのパーツ

①ブレーキパッド
②ブラケット
③パッドスプリング
④ブーツ

各パーツの接続具合をおぼえておきます。

ピストンとシールを取り外す

ブレーキパッドのみの交換ならここまででいいのですが、私はピストンも取り外します。

アドレス125とピストンプライヤー

ピストンプライヤーを使ってピストンを引き抜きます。

しかし、私が購入したものはイマイチ使いづらかったので、ブレーキレバーを何度か握ってピストンを押し出して手で外しました。

ところが…

その瞬間ブレーキフルードがあふれ出てこぼれてしまいました。

アドレス125のピストンを外した

仕組みがよく分かりませんが、ピストンを取り外す際は養生した方がよさそうです。

次にダストシールとピストンシールを取り外します。

アドレス125のキャリパのシールを外す

今回シールは交換するので、外したものは破棄します。

新品のダストシールとピストンシールをブレーキフルードに漬けておきます。

アドレス125のキャリパのシールをブレーキフルードに浸す

ダストシールとピストンシール(セット)の純正品の品番は「59100-38860」です。

ピストンとシールを取り付ける

外したパーツやボルトなどを掃除します。

アドレス125のキャリパの掃除したパーツ

キャリパの内面はブレーキフルードを付けたウェスで清掃します。

アドレス125のキャリパ内部の掃除

ブレーキフルードに漬けておいたダストシールとピストンシールをそのまま取り付けます。

アドレス125のキャリパのシールを取り付ける

次にピストンをブレーキフルードに浸して挿入します。

アドレス125のキャリパにパーツを装着

パッドスプリングとブーツも取り付けます。

ボルト部分にシリコングリスを塗ったブラケットを取り付けます。

アドレス125のキャリパのブラケット

シリコングリスはブレーキパッドグリスとセットのものを購入しました。

ブレーキパッドを取り付ける

ブレーキパッドはキタコのものを購入しました。

全体の厚さが9mmということで、耐久性があるのではと思いました。

アドレス125のブレーキパッドの新旧

以前はVesrah(ベスラ)というメーカーのもので、バイク用品店で取り付けてもらいましたが、ブレーキの効きは問題ありませんでした。

アドレス125のブレーキパッドの新旧の厚さ

厚さに関してはまだ使えそうですが、ブレーキディスクの変な削り癖が付いていそうなので交換することにします。

ヤスリでパッドの縁を面取りをしてキャリパに取り付けます。

アドレス125のブレーキパッドの片方を取り付ける

ツメや穴の位置に注意します。

ブレーキパッドマウンティングピンを挿入して片方のパッドを固定します。

アドレス125のキャリパにピンを通す

もう片方のパッドを取り付けてピンを貫通させます。

ブレーキディスクはこのパッドの間(下図矢印)に挟みます。

ブレーキパッドを取り付けたアドレス125のキャリパ

キャリパを取り付けて、ブレーキキャリパマウンティングボルト(12mm)2本を25N・mで締め付けます。

アドレス125のキャリパのボルトを締める

最後にブレーキパッドマウンティングピン(8mm)を17N・m締め付けます。

ブレーキフルードの補充とエア抜き

ブレーキフルードはピストンを引き抜いたときにこぼしてしまったので残量がありません。

アドレス125のブレーキフルードが空になる

なのでブレーキフルードの補充とエア抜きを行いました。

手順は下の記事をご参照ください。

ブレーキパッドを交換するだけならこれらの作業は必要ないかもしれませんが、それほど頻繁にやることでもないのでついでにブレーキフルードも交換した方がいいかもしれません。

すべては自己責任で…

交換完了…だが

新しいブレーキディスクとブレーキパッドを取り付けたアドレス125

前回から続いたブレーキディスクとブレーキパッドの交換は以上で完了です。

ディスクとパッドの擦る音は多少しますが、走行に問題はありません。

ブレーキの効きも良くなりました。

しかし、シリコングリスとセットで購入したブレーキパッドグリスを塗るのを忘れていました。

取り付けの際にパッドの背面(ブレーキディスクに当たらない方)に塗るのですが、今のところブレーキ鳴きはありません。

といっても、ブレーキパッドグリスの塗布はサービスマニュアルには記載していないので必須ではないと思います。

たぶん大丈夫…

ディスクやパッドの耐久性も含めた今後の経過は、機会があれば追ってお伝えしたいと思います。

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