スズキの原付二種バイク「アドレス125(フラットシート仕様)」を購入してから3年目。
大きな故障はなく現在も快適に走ることができています。
残念ながらすでに生産終了となっていますが、今回は備忘録の意味も含めて改めてわが愛車の仕様などをお伝えします。
これから中古で購入しようか考えているかたのご参考になれば幸いです。
小石健と申します。YouTubeチャンネルはこちら。
アドレス125の購入経緯と価格
今回の内容についてはYouTubeに動画もアップしているので、よければこちらもご覧ください。
それまで私が長年腰をあずけてきた同じくスズキの「アドレスV50」。
5万km以上走ってさすがにガタがきました。
そこで小型二輪車の免許を取ったこともあり、アドレス125に買い替えました。
購入したのは2020年6月です。
購入の決め手は価格です。
スズキのサイトを見ると、メーカー希望小売価格は23万1000円ですが、前述のとおり現在は生産終了となっています。
私が購入したバイク店では、車両のみの値段は20万3500円で、手数料や整備料を含めて総額22万円(全て税込)でした。
この辺りのことはまた別記事にてお伝えするつもりです。
各パーツの紹介
型式とサイズ
型式は「2BJ-DT11A」です。
私が購入した色は「パールグレイスフルホワイト(QMT)」です。
全長は190cm。全幅は68.5cmです。
フロントタイヤは12インチ。
リアタイヤは10インチ。
フラットシート仕様は通常より5000円高くなります。こちらのシート高は76cmです。
私の場合ギリギリ足がつきます。
シートはアドレスV50に比べると少し硬いような気がします。個人差はあるでしょうが、私は腰を痛めたことはなく不都合はありません。
フロアボード
購入の際はアドレス110と迷いましたが、アドレス125のフロアボードの広さに惹かれました。
2Lのペットボトル6本入りの段ボールが収まります。
下図は普通に足をのせた状態。
下図は足を伸ばした状態。
足の位置が固定されないので窮屈に感じることはありません。
足元が広いせいか、グリップは左右目一杯に切っても足には当たりません。
ミラー
ミラーは鋭角で幅広です。私には視認性に不都合はありませんでした。
現在ミラーは交換しています。詳細は下の記事をご覧ください。
メーター
メーターは速度・走行距離・ガソリン残量のみで、デジタル要素はなくシンプルです。
下図はアドレスV50のメーターです。
構成はあまり違いがありません。これ以上欲しい要素はないので私にはこれで満足です。
スイッチとライト
キーを挿してONに回すとエンジン警告灯が点灯します(下図1)。
ディマスイッチ(上図矢印)を上側に押すとヘッドランプが上向き(ハイビーム)になり、ハイビームインジケータが点灯します(上図2)。下側に押すとロービームになります。
下図左がロービーム、右がハイビームです。
ターンシグナルスイッチ(下図矢印)を左右いずれかに押すと、ターンシグナルライトが点灯します(下図赤枠)。
下図は左折の際の左ランプ点滅状態です。
フロントとともにリアのターンシグナルランプも点滅します。下図は右折の場合です。
真ん中のブレーキランプはブレーキバーを引くと点灯します。
ターンシグナルスイッチの下にはホーンスイッチがあります。
スイッチ同士が近いので、最初は誤作動に注意です。
私は今でも鳴らしてしまうことがありますが。
フロントラックとフック
フロントラックは左右に分かれています。
お茶の入った600mlのペットボトルを入れてみました。問題なく入ります。
スマホを充電する際はモバイルバッテリーを収納するのに便利です。
中央のフロントフックは物をさげることができます。落下防止のストッパーつきです。
キーシリンダー
キーシリンダーはシャッターつきです。
キーの頭を右の窓にはめ込み、左右に回すことで開閉します。
キーを挿して左の「OPEN」の方に回せばシートロックが解除されてシートを開けることができるようになります。
トランク
トランクの第一印象は「浅い」です。
フルフェイスヘルメットの「エアロブレード5」(Lサイズ)はギリギリ入ります。
ただ頭頂部がシート下に当たるので、私は別売りのリアボックスに入れています。
ヘルメットホルダーは左右2か所についています。
トランク内には各所の最大積載量やタイヤの空気圧・サイズなどが記載されたシールが貼られています。
タイヤに空気を入れたりタイヤを交換したりする際はこの数値を参照します。
給油口もシート下に備わっています。燃料タンクの容量は6Lです。
ガソリンを入れる際は都度シートを開ける必要があります。
エンジンの始動と停止
エンジンをかけるには、左のリアブレーキバーを握りキーを「ON」に回してスタータースイッチ(下図矢印)を押します。
「スズキイージースタートシステム」により、ひと押しするだけでエンジンがつきます。
キックレバーでもエンジンをかけることができます。
事故防止のためか、サイドスタンドを立てたままではエンジンはかかりません。
また、エンジンがかかった状態でサイドスタンドを立てるとエンジンが停止してしまいます。
エンジンを停止するにはキーを「OFF」に回します。
停車後の盗難防止のためにハンドルロックをかけるには、ハンドルを左いっぱいに切り、キーを押しながら「OFF」から左の「LOCK」に回します。
するとハンドルはそれ以上右に回らなくなります。
タンデム
スタンド付近に2人乗り用のタンデムステップがあります。
手で引き出して使います。
リアキャリアバーがグラブバーになります。
どうでもいいことですが、私はいまだに他人を乗せたことがありません。
リアキャリア
リアキャリアは標準装備です。
下図は別売りのトップケースの土台を取り付けた状態です。
トップケースについては下の記事をご参照ください。
車両重量
車両重量は109kgとアドレスV50に比べてずっと重いのですが、押し歩きは平地ならそれほど難儀ではありません。
ただ、上り坂は疲れます。よほどの体力がない限り長距離の上り坂を押し歩くのは無理でしょう。もっとも、そのような機会はほとんどないと思いますが。
諸元
型式 | 2BJ-DT11A |
全長 | 1900mm |
全幅 | 685m |
全高 | 1135mm |
軸間距離 | 1285mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 760mm |
車両重量 | 109kg |
国土交通省届出値:定地燃費値 | 燃料消費率52.0km/L(60km/h) 2名乗車時 |
WMTCモード値 | 燃料消費率51.0km/L(クラス1) 1名乗車時 |
最小回転半径 | 2.0m |
エンジン型式 | AF22 |
エンジン形式 | 4サイクル・単気筒 |
エンジン弁方式 | SOHC ・ 2バルブ |
エンジン冷却方式 | 強制空冷 |
エンジンオイル規格(SAE) | 10W-40 |
使用燃料 | 無鉛ガソリン |
総排気量 | 124cm3 |
内径 × 行程 | 52.5 × 57.4mm |
アイドリング回転速度 | 1500rpm |
最高出力 | 6.9kW〈9.4PS〉 / 7000rpm |
最大トルク | 10N・m〈1.0kgf・m〉 / 6000rpm |
クラッチ形式 | 乾式シュー・自動遠心式 |
トランスミッション | ベルト・自動 |
燃料供給装置 | フューエルインジェクション |
潤滑油容量 | 0.8L |
燃料タンク容量 | 6.0L |
点火方式 | フルトランジスタ式・バッテリ点火 |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュータイプ |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
フレーム形式 | アンダーボーン |
ブレーキ形式 | (前)油圧式シングルディスク (後)機械式リーディングトレーリング |
指定ブレーキ液 | スズキブレーキフルードDOT4 (JIS BF-4) |
タイヤサイズ | (前)90/90-12 44J (後)100/90-10 56J |
タイヤ空気圧(1人乗車時) | (前)150kPa (後)200kPa |
タイヤ空気圧(2人乗車時) | (前)150kPa (後)250kPa |
最大積載量 | トランク:10kg フロントラック左右:合計1.5kg フロントフック:1.5kg リアキャリア:6kg |
排出ガス・騒音 | 平成28年規制に適合 |
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